インタビュー・コメント

ドス・サントス「無実が証明されるまで有罪と同じだ」

元UFCヘビー級チャンピオンのジュニオール・ドス・サントスは、昨年8月に採取されたサンプルが陽性反応となったことで、UFC215のフランシス・ガヌー戦を外れることになりました。

しかし先月にはアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラらとともに、ブラジルの薬局が生産していたサプリメントが原因であるとUSADAの調査で明らかとなり、ドス・サントスの無実が証明されました。

ドス・サントスは今すぐにUFCで再び戦う資格を得たものの、8ヵ月間の貴重なキャリアを失うことになりました。彼はその期間が悪夢だったと『MMA Fighting』に語っています。

「彼らは調査をするために、その期間の私のキャリアを全て止めたんだ。私はその行為が法律の真逆を行っていると思っている。私は有罪が証明されるまでは無実だ。しかし今回は事情が異なる。無実であることが証明されるまで有罪だったのと同じだ。もちろんこれは良いことではないね。私の場合、自分が間違ったことをしていないとわかっていたから、この状況を乗り越えることができた。でもそれはとても嫌な感じだったね」

「真実が見つかり、みんなそれがサプリメントのせいであることを知っている。それは私のせいではないし、私が意図したものではない。しかしそれでも彼らの中にひどいことを言い続けるネガティブな人も常に存在する。彼らはネガティブなことを持ち続けるんだ。しかし私の高い評価が戻ってきたようにも感じる。それは私にとって非常に重要なことだよ」

ドス・サントスはUSADAのプロセスには同意していないものの、クリーンなスポーツであり続けることには全面的に支持しています。

「私はこのスポーツをわかっている。これらのパフォーマンス向上薬は全ての選手にとって大きな問題だ。一般的に、他のスポーツでも時に彼らはPEDを摂取する。でも私たちは本当のチャンピオンが誰なのか知りたいから、クリーンなスポーツを見たいんだ。フェイクチャンピオンは見たくないからね」

ドス・サントスは7月14日のUFCボイシのメインイベントでブラゴイ・イワノフとの対戦が決定しています。再びチャンピオンになることを目指しているようです。

「昨年は私にとって悪夢だった。なぜなら私のキャリアの中でそうしたことを経験するとは決して想像できなかったからだ。私はキャリアを通してフェアにやってきたんだ。私の目標はフェアプレーによって再び世界チャンピオンになることだ。私とUSADAで起こったことは、私にとってとても悲しいことだったね」

(wrestlinginc)