現ミドル級チャンピオンのロバート・ウィテカーは、6月のUFC225でヨエル・ロメロと対戦しました。
この試合は当初防衛戦で行われる予定だったものの、ロメロが体重を作れなかったことからノンタイトル戦へと変更になりました。ロメロは2月の暫定タイトル戦でも体重を作れなかったにもかかわらず、勝利したことから6月にはタイトル挑戦が決定していました。
また5月のUFCリバプールでスティーブン・トンプソンと対戦したダレン・ティルは、体重を作れなかったにもかかわらず試合に勝利したことから、9月のUFC228ではチャンピオンのタイロン・ウッドリーに挑戦することが決定しています。
ウィテカーは体重を作れなかった選手でも勝利すればタイトルに挑戦できる現状を危惧しました。彼は月曜日のメディアランチで次のように語っています。
「それは私がバンタム級へ行って体重を作らずに勝つようなものだ。なぜなら私の方がはるかに大きくて、勝てればタイトル挑戦権が手に入るんだからね。もちろんそれはフェアではない。体重を作る人たちは簡単にやっているわけではないんだ。私たちは奮闘しなければならなかったし、数週間ダイエットをしなければならなかった。私たちの方がよりプロフェッショナルだし、正しいことをしていたんだ」
「体重を作る人々もまた厳しい状況にある。なぜならこれらの人たちは仕事をすることでお金を稼がなければならない立場にいる。しかし彼らはまた、試合を見に来たり、テレビで観戦している数十万人もの人たちに支えられているわけだ。それはファンだね。(相手が体重を作れなくても)そういうわけで彼らは試合を戦っているんだ」
「あなたたちは選手に、もし対戦相手が体重を作れなかったら戦うつもりですか？って尋ねているけど本気で聞いているのか？彼らには本当に選択肢があると思う？もしあなたたちがそのような状況に立たされた場合、実際にそれを選択することができるのか？あなたたちはその背景にあるプロセス全体を見なければならないね」
(mmafighting)