インタビュー・コメント

ファブリシオ・ヴェウドゥム「UFCに解雇を求めている」

元UFCヘビー級チャンピオンのファブリシオ・ヴェウドゥムは、2018年にオレイニクとの試合が組まれていたにもかかわらず、ドーピング検査の陽性反応になったことでUSADAから2年間のサスペンションを受けることになりました。

このままいけば2020年5月までUFCでは試合ができませんが、ヴェウドゥムは今のところまだ2試合の契約が残っています。

しかしヴェウドゥムはこのままUFCに留まるつもりはなく、すでにリリースを求めてフリーになることをお願いしているということです。

ヴェウドゥムは『PVT』とのインタビューでリリースを求めていることを認めました。

「私の考えでは当然のことをするつもりであり、それはUFCと結んでいる私の契約を無効にすることだ。アリは私たちを本当によく守ってくれるマネージャーだ。彼は有名なファイターたちを多く抱えていて、私にとっても現在最高のマネージャーであり、彼が直接UFCと接触するのがベストなんだ」

「私が今望んでいるのはUFCが私のことを考慮してくれて、私のことをリリースしてフリーにさせてくれることだ。それはアリがホワイトと話している問題だ。アリはダナ・ホワイトと良い友情関係を築いているよ。私はUFCで戦うことは大好きだが、この不公平なドーピングがあったから、今は他のプロモーションで戦いたいと思っているんだ」

マネージャーのアリ・アブドルアジズは、ヴェウドゥムが次にロシアへ行くことを期待していると言及していますが、ヴェウドゥムはUFCのライバルであるベラトールを含むアメリカのプロモーションには行くことはないと語っています。

「私はすでにUFCと話をしている。もうアメリカのいずれかの場所では戦わないという条項にサインするだろう。私は日本、ロシア、ヨーロッパを問わず海外で戦うつもりだが、UFCに害を及ぼさないためにアメリカで戦うつもりはない。リリースされるためならそれにサインするよ。私はただ自分がやりたいことを自由にやりたいんだ。それが戦うことであって、お金は関係ない。まだやりたいことはたくさんあるよ。今は41歳だけど、子供のように感じているんだ」

ヴェウドゥムとUFCの話し合いが順調に進めば、UFCから解雇された後にヴェウドゥムは海外で戦う可能性があります。

(mmafighting)