インタビュー・コメント

ウィテカー「アデサンヤには苦しい試練にあってほしい」

4月13日のUFC236では、ケルヴィン・ガステラム対イスラエル・アデサンヤによる暫定ミドル級チャンピオンシップが決定しています。

ミドル級チャンピオンのロバート・ウィテカーは現在負傷欠場中であることから、復帰が出来次第この試合の勝者と統一戦を行うことが濃厚となっています。

今週の『MMA Show』に出演したウィテカーは、今後対戦するであろうガステラム、アデサンヤに対して、スタイル的にどちらかと言えばアデサンヤの方が上手くマッチするだろうと語りました。

「私にとってはアデサンヤの方がベターかな。私なら彼のガードの中に入り込むことができるし、彼にプレッシャーをかけることもできる。ガステラムだと頭は鈍いがタフな男だし、プレッシャーをかけてペースをつかんでくるだろうから難しい戦いになると思うんだ。アデサンヤはそういったペースになるのがイヤなんじゃないかと思うよ。彼は距離を保ちながら試合をしようとすると思うけど、それは私にとってはありがたい。でも(もしアデサンヤと対戦したら)私はとても素早いから多くの人を驚かせることになるけどね」

「ただそれはより簡単な戦いというのは間違った言葉だ。私にとってよりベターな戦いというだけだよ」

アデサンヤは今回の暫定タイトル戦を勝ち取る前に、先日のUFC234でアンデウソン・シウバを判定で下しました。

アデサンヤにとっては大きな勝利となりましたが、ウィテカーはあまり感心しなかったと語っています。

「アンデウソンと戦った彼のパフォーマンスには感銘を受けなかったよ。どちらかと言えば、アデサンヤと対戦したアンデウソンのパフォーマンスに感銘を受けたんだ。アンデウソンはもう全盛期ではない。引退しようとしているところだ。みんなそれをわかっている。ハイレベルな打撃スキルを持っていて勢いのある選手と対戦して良い試合をした彼には脱帽だったよ」

「ただアデサンヤはとても良い選手だよ。誤解しないで欲しい。私は彼が過剰評価されているのではないかと思うんだ。彼は間違いなくもっと証明するべきだ。アデサンヤには私がやったような苦しい試練にあってほしいね(笑)。今後彼が変わるかどうか見てみよう」

(MMA Show)