インタビュー・コメント

ヌルマゴメドフ「階級の変更がレガシーの改善にはならない」

今週末に開催されるUFC242では、ハビブ・ヌルマゴメドフがダスティン・ポイエーとライト級チャンピオンシップをかけて戦います。

現在ヌルマゴメドフはパウンド・フォー・パウンドランキング2位となっており、上には1位のジョン・ジョーンズしかいない状況です。

ヌルマゴメドフは電話会談でのインタビューで、全てのファイターはパウンド・フォー・パウンドのトップを目指すべきだと語っています。

「はっきり言って、ファイターなら世界最高のファイターになりたいって思わなければいけない。私はパウンド・フォー・パウンドでNo.1になりたい。みんなこれに関心を向けなければならない。しかし私はそれほど気にしていないよ。私はただ一人の対戦相手に集中している。だから私はここにいるんだ。私はパウンド・フォー・パウンドのほぼトップにいる。それにこの試合は何も変わらない。だから対戦相手に集中しているんだ。もちろんもしかすると、次の土曜日に私がダスティン・ポイエーをフィニッシュすれば、パウンド・フォー・パウンドのNo.1になれるかもしれない。でもそれは誰にもわからないことだからね」

昨年にはダニエル・コーミエ、アマンダ・ヌネス、今年はヘンリー・セフードがUFC2階級制覇を成し遂げました。

しかしヌルマゴメドフは、階級の変更が彼のレガシーにとってあまり大きな意味をなさないと考えているようです。

「もしレガシーを良いものにしようとして階級を変更しようとした場合、これが助けになるとは思わないんだ。助けになるものは唯一、厳しい相手を倒すことだ。厳しい相手を倒して、11年以上も負けていないときはどうなのか?これによってレガシーがもっと良くなると私は思っている」

「もしUFCで数回負けて、その後に1つ、2つのタイトルを獲得する。その後再び負けたら、たとえ3つのタイトルを獲得しても、これが素晴らしいものにすることはない。私の考えでは、長い間無敗で勝ち続けて決して負けない。これこそがホンモノだ。これは私の意見であり、みんながどう思うかは関係ないし、彼らが何を望んでいるのかも関係ない。何度も何度もケージに行くたびに勝ち続けるのであれば、みんなこの男が最高だと語らなければいけないんだ」

「ウェルター級やフェザー級には焦点を当てていない。私の焦点はライト級ディビジョンにある。私がホンモノのライト級であり、私の試合はライト級ディビジョンで行われることになるだろう。階級の変更はしたくない。自分の階級に集中したいんだ」