インタビュー・コメント

敗れたベン・アスクレンがデミアン・マイアについてコメント

週末に開催されたUFCシンガポールのメインイベントでは、デミアン・マイアとベン・アスクレンが対戦しました。

試合はマイアがアスクレンに第3ラウンドでネイキッドチョークを決めたことにより勝利しています。

敗れたアスクレンは試合後の『ESPN』のインタビューで試合を振り返りました。

「もっと頻繁にムエタイクリンチのポジションにいきたいと思っていたが、彼はそこに関わらないようにしていた。私は思っていたようにパンチを見舞っていた。アッパーカットも上手く当てていたからね。テイクダウンもやっていた。4~5回はテイクダウンをやっていたと思うよ」

「その後で悪い決断をしてしまった。最初の2ラウンドで勝ったと思ったことを覚えているよ。彼らはクレイジーだね。最初の2ラウンドで勝った気がしていて、第3ラウンドになって私がリバーサルしようと時計を見たら1分強残っていた。そして私はこのラウンドに勝つためにリバーサルしないといけないって思ったんだ」

グラウンドのスキルに自信を持っているアスクレンは、トレーニングキャンプで様々なことを想定して練習していたようです。しかしマイアの戦略がそれを上回ってきたと語りました。

「私たちはキャンプで多くのことを練習していた。柔術に長けたヤツもいたんだ。自信過剰だったんだと思うよ。彼はこの階級で、さらにおそらくMMAで最高のグラップラーだ。私は逆転に行くつもりだったからかなり自信があったんだ。でも私にはできなかったし、失敗した。それが結果だよ」

「彼はテイクダウンできないことを知っていたんだと思う。それが彼の戦略だ。彼はもし自分がテイクダウンに行ったら、私が彼から全てのエネルギーを奪って有利なポジションに立つつもりだったこともわかっていたんだ。私はそのための準備が出来ていた。ムエタイクリンチができれば良かったが、彼は私を遠ざけていた。それに私は自分の打撃に満足していた。難しいパンチも見舞ってたからね。テイクダウンに行けば、ほとんど成功させていた。ただ一つ悪い決断があって、このレベルにおいては一つの悪い決断が結果を左右するのに十分なんだ」

アスクレンは今年3月にUFCデビューを果たし、7月にはホルヘ・マスヴィダルとの試合が注目されました。

アスクレンは今後について、戦いたい相手がみんな決まっていることからすぐに呼びかけることはしないと語っています。

「本当に忙しい1年だったし、素晴らしかった。この試合に加わることもできた。だから次に誰に呼びかけようかと考えて階級をみると、残念ながらみんな忙しいみたいだね。今夜呼びかけることは難しいだろう。なぜなら意味のある相手は誰もいないからだ。だから少しの間待ってみて、何が起こるか見てみよう」