インタビュー・コメント

クリス・ワイドマン「引退するつもりは全くない」

元UFCチャンピオンのクリス・ワイドマンは、10月に開催されたUFCボストンでドミニク・レイエスと対戦したものの、第1ラウンドノックアウトで敗れることになりました。

これによって過去6試合で5敗となっており、そのすべてでフィニッシュされているワイドマンですが、すでに気持ちを切り替えており、2020年初め頃に復帰を望んでいるとしています。

ワイドマンは『MMA Show』で次のように語りました。

「理想の完璧な世界であれば、私はすでに元気だ。2月か3月くらいになるだろうね。かなり早いだろう。“この前ノックアウトされたばかりなのに、もう戻って来るの?”って声が聞こえてくるのはわかっている。でも私は風邪にノックアウトされたわけではない。彼が私に打撃をヒットさせたことも全部覚えている。私は長年にわたって数試合で脳震盪の症状があったようだが、この試合ではなかった。もしそうなったら脳を休ませる必要がある。でも今回はそういう状況ではなかったんだ」

これまでミドル級で戦ってきたワイドマンでしたが、レイエス戦でさらに上の階級となるライトヘビー級で戦いました。

しかし敗れたことから今後はミドル級に戻るのか、それともライトヘビー級に留まるのかはまだ不明であると語っています。

「再び185ポンドにするかもしれないね。205ポンドは楽しかった。ストレスが少なく、誰でも倒せる気がしていたんだ。でもその階級に目を向けて現実を理解する必要がある。だから185ポンドに戻るか、それとも205ポンドに留まるかはまだわからないんだ」

最近負けが続いているワイドマンですが、引退するつもりは全くないと語っています。

「間違いなく戦い続けるよ。そこに質問の余地はない。素晴らしい状態なんだ。知っているように、私にはキャリアを通していろいろあった。結局のところ、私が引退するときにはこのスポーツに全てを捧げてきたことも自分でわかっている。地獄をくぐり抜けてきたんだ。体は23回の手術を受けたが、今は良い状態だ。クレイジーのように聞こえるだろうが、本当に調子が良いんだ。トレーニングに復帰して自分のやりたいことができるという事実が、私にはまだ大きなことができるような気にさせるんだ」