インタビュー・コメント

ダニエル・コーミエ「ミオシッチに負けたことを後悔している」

元UFCチャンピオンのダニエル・コーミエは、UFC226でミオシッチに勝利してヘビー級タイトルを獲得し、当時保持していたライトヘビー級タイトルと合わせて2階級チャンピオンとなりました。

しかし昨年8月のUFC241で再びミオシッチと対戦したものの、コーミエは敗れたことからヘビー級タイトルを失うことになりました。

現在はまだ試合が決定していないものの、コーミエ対ミオシッチによる3試合目の実現が濃厚となっています。

コーミエは今週月曜日(日本時間火曜日)に行われた『ESPN』のアリヘル・ヘルワニとのインタビューで、ミオシッチに早く試合をやろうと呼びかけました。

「チャンプには契約書にサインして欲しいね。何をしているんだい?彼が消防士なのは知っているし、この危機的な状況の中で多くの人を助けたいと考えているのは称賛に値する。しかし彼は世界チャンピオンでもある。だから契約書にサインをするべきだ」

前回の試合では試合序盤はコーミエが優勢だったものの、後半ミオシッチが巻き返したことでチャンピオンに返り咲きました。

コーミエは自身がミオシッチよりも優れているとしながらも、前回の試合では相手に対する敬意を欠いたことから試合の後半にスタミナ切れを起こしたことを認め、前回と同じようなミスはしないと主張しています。

「彼は、前回の試合は序盤が悪かったから今回はもっと良くなるだろうって言っていた。前回の序盤が悪かったのは、私の方が彼よりも優れていたからだ。それは変わらない事実だよ。今回も同じようなスタートになるだろうが、今回私はスタミナ切れを起こさないだろうし、彼が5分間私の腹を殴ることもないはずだ。それに対する準備もするからね。私の方が彼よりも優れているから同じように試合が始まるんだ。早く契約書にサインして欲しいね」

「第1ラウンドで彼をかなり叩きのめしてしまったから、彼への敬意を失ってしまい、私は自分の戦い方を忘れてしまったんだ。もう一度あんな風に彼を叩きのめすつもりだ。私はスティーペ・ミオシッチよりも優れたファイターだし、彼を尊敬している。彼は素晴らしい選手であり、素晴らしいお手本だと思うけど、私が彼よりも優れていると証明したいね」

コーミエはミオシッチに敗れたことについて大きな後悔をしていると語りました。

「スティーペ・ミオシッチには負けるべきではなかったんだ。最大の後悔の一つだよ。私がジョン・ジョーンズに負けたのは知っているだろうが、1試合目も2試合目も私は良い試合をしたものの、彼の方が上だった。スティーペ・ミオシッチは私よりも優れた選手ではないのだから、彼を勝たせてしまったことは一生後悔することになるだろう。彼が勝利を手にするはずはなかったんだからね」

なおコーミエは8月に対戦することを望んでいるとする一方で、ミオシッチは現在のパンデミックが収まるまで戦わないつもりであると言及しています。