インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー過去の変化や今後について語る

ダスティン・ポイエーは先週末のUFCファイトナイトでダン・フッカーに判定で勝利して、ライト級ランキングの上位を守りました。

最近では暫定タイトルを獲得するなど有力選手の一人となったポイエーですが、自身のキャリアを振り返ってみると、コナー・マクレガーに負けたことが大きなターニングポイントとなったようです。

ポイエーは『ESPN』のインタビューでこれまでの気持ちにおける変化について次のように語りました。

「コナー・マクレガーに敗れた後からそれは始まったよ。父親になって、負けて、勝って、また負けて、勝ってという長いプロセスだった。気にしなくなったのは長い期間での変化だね。雑音やどうでもいいことを気にするのをやめたんだ。若い頃の多くの時間は、死活問題として感じていた。InstagramやTwitterのコメントだったり、ジャーナリストが何かを言うたびに、みんなが私に敵対しているように思えたよ。もし私が負けたら見限られたような気がして、それがキャリアの終わりだとも感じていたんだ。この試合に負けた自分はクズだとね。そしてその後何度か負けると、『まだやり直せるし、家族を養っているのだし、この仕事が大好きだ』って感じるようになったんだ。何度も曲げられたが折られることはなかったし、それが私を強くしてくれて、今の自分を作ってくれたような気がしているよ。本当に満足しているんだ」

ダン・フッカーとの激しい試合を制したポイエーですが、休暇中に体を休めるとし、しばらくは試合に出場しないと語っています。

「体を回復させるのに時間をかけるつもりだよ。来週は家族を連れてフロリダへ出かけて小さな休暇を取る予定だ。日光を浴びて、ビーチで時間を過ごして、心をリラックスさせるんだ。しばらくは戦うつもりがないよ。今はランキングの順位が上がっただけだと思う。もちろん絶対的な世界チャンピオンになりたいが、UFCが私に連絡を取ってきたときにどうなるかみてみよう。金がものを言うよ」

将来についてポイエーは世界チャンピオンになりたいとしながらも、精魂尽き果てるまでMMAを続けることはしないと語っています。

「あと何試合戦えるのかわからない。まだ若さを感じているし、すごく良い状態で、この仕事が大好きだ。でも今回戦ったような試合をあと5年も続けたくはない。死ぬほどこの仕事を好きにはなりたくないからね。ここで本当に死ぬわけではないが、取り返しのつかないことになってしまうということだ。自分だけではなく、愛する人のためにもね。娘や妻のそばにずっといたい。メンタルや何かがだんだん消えていくようなことはしたくないんだ。格闘技ではそれが現実としてあるとわかっている。遠回しに言ったりはしないが、その可能性はあるし、自分のやっていることが自分自身には良くないこともわかっているよ」

ポイエーはこれからも正式なタイトル獲得に向けて進んでいくようです。

「自分が世界で一番の選手だと思っているよ。ミスをしてハビブに負けてしまったが、自分ならハビブ・ヌルマゴメドフに勝てることはわかっている。自分にはできる。誰にだって勝てるし、誰かに復讐なんてしたくない。遺恨試合はイヤだね。世界でベストな選手になりたいし、絶対的な世界チャンピオンになりたいんだ」