UFC251では空位となっているバンタム級タイトルをかけてピョートル・ヤン対ジョゼ・アルドが行われ、ヤンが第5ラウンドTKOで勝利しました。
ヤンはUFCに来てからわずか2年でタイトル獲得となりましたが、試合後の記者会見ではタイトル獲得を喜んでいます。
「このような困難な時期にこのベルトを獲得できたことを嬉しく思う。それは私にとって長期的な目標だったんだ。全てが素晴らしかったよ。厳しい試合になることはわかっていたが、全てが完璧だったね」
またこの試合はレフェリーストップの判断の遅さも問題になっています。
ダナ・ホワイトは試合後の記者会見で、「もっと早く止めるべきだった。私たちはファイト・アイランドにいるレフェリーやジャッジを厳しく運用しないといけないようだね」と語っていました。
しかしヤンはレフェリーについて正しい選択をしたと主張しています。
「全て正しかったと思うよ。2人のウォリアーによるチャンピオンシップの試合だ。ただ疑いの余地を残さないようにレフェリーはその選択をしたんだろう」
新バンタム級チャンピオンとなったヤンはいったんロシアに戻ることになります。UFCは9月か10月頃にアブダビへ再び戻って来る可能性がありますが、ヤンもオファーがあれば応じる可能性があるようです。
「今は休みを取って回復し、故郷に帰って家族に会いたいと思っている。そしてそれは私のマネージメントの仕事だよ。UFCに来てから最初の18ヵ月間で6試合に出場した。オファーを断ったことがないから、おそらくすぐにわかるだろう。10月は完璧な時期だと思うよ」
ヤンにとって最初の防衛戦として濃厚なのは、サンドヘイゲンを第1ラウンドで勝利しているスターリングです。ヤンも次期挑戦者として認めています。
「アルジャメイン・スターリングがタイトル戦に相応しいと思うよ。彼は連勝しているし、たくさんの良い選手を倒しているからね」