インタビュー・コメント

ダニエル・コーミエが試合後に引退を認める

UFC252のメインイベントでは、ヘビー級チャンピオンのスティーペ・ミオシッチがダニエル・コーミエに判定で勝利してタイトル防衛に成功しました。

1勝1敗で迎えた今回の試合ではミオシッチとの決着戦となったコーミエでしたが、今回の試合を最後に引退することになるようです。

コーミエは試合後のジョー・ローガンとのインタビューで次のように語っています。

「2つの大きな試合とトリロジーに敗れたのは最悪だ。とても残念だよ。でもこれまでと同じように対処するよ。私はタイトル以外には興味がないし、今後もタイトルを獲得できるとは想像していない。だからそれでおしまいだよ。長い間やってきたからね。最後の試合でヘビー級チャンピオンシップを戦ったが良い試合だった。それでいいんだよ」

第3ラウンドでミオシッチからのアイポークを受けたコーミエでしたが、レフェリーからはそれが認められませんでした。アイポークについて不満を示しています。

「私の目を見て欲しい。試合の残りは見ることさえできなかった。左目からは何も見えないよ。真っ暗だ。仕方がないことだよ。それは問題ではない。(レフェリーの)マーク(ゴダード)にはアイポークを主張したが、彼はパンチだと思ったと言っていた。でも試合後に彼はリプレイを見たと言っていたよ。左目は見えないが、それは問題ではない。どうでもいいことだし、仕方がないことだよ」

またコーミエは、今回のミオシッチ戦についてこれまでの2試合と比べて次のように語っています。

「それほど違いはなかった。私は目が見えないしね。彼は良い仕事をしていたよ。彼はクリンチをしてオクタゴンの端で長時間私を抑え込んでいた。それが接戦を分けることになったんだと思う。お互い上手くやれていたと感じたよ。でも彼がクリンチの体勢になると、ダブルアンダーフックをしていたが、それは最初の2試合ではやっていなかったことだ。通常はオーバーアンダーだから私は逃げることができていた。でも今夜彼はダブルアンダーだったから、それが私を苦しめたね」

なお『ESPN』によると、コーミエは左目を負傷したことで試合後に地元の病院へ向かったということです。