インタビュー・コメント

フィゲイレードがモレノ戦直前の体調不良を明かす

12月12日に行われたUFC256のメインイベントでは、デイブソン・フィゲイレードがブランドン・モレノと壮絶な5ラウンドを戦い抜き、マジョリティ・ドローとなりました。

チャンピオンとしてタイトル防衛を果たしたフィゲイレードでしたが、今回の結果には納得していないようです。

フィゲイレードは『MMA Fighting』のインタビューで、モレノと再戦して自分が強いことを示すつもりだと語っています。

「ラウンドを分析すると、全てのラウンドで私が勝っていた。残念ながら、私が勝利しなかった理由はわからないよ。減点はあったし、たとえそのラウンドは引き分けだったとしても、全て自分が勝っていた。今はリマッチを行ってモレノを倒したいと考えていて、これでもう疑う余地はないはずだよ」

「彼には1ラウンドも与えていない。ずっと攻めていたし、モレノを攻撃していた。彼の攻撃にはすぐに反応していたよ。自分の考えでは、5ラウンド全てで勝っていたね。再戦をやりたいし、これでどちらが強いか明確になる。良くなって自分の力を示したいね。モレノと戦ったのは本来の自分ではなかった。彼もそれをわかってるはずだ。これまでとは全く違う試合になるだろうね」

またフィゲイレードはモレノとの試合直前に感染症にかかってしまい、一時は試合出場も危ぶまれるほどだったようです。

「感染症にかかって試合に出られなくなるところだったんだ。それでも父親は男になれって言っていたし、欠場はしたくなかったね。だからこの試合に出場して勝利を持ち帰りたいと自分に言い聞かせていた。ウォーミングアップをしていたけど、この試合はどうなるのかわからなかったよ。感染症のせいでタフな試合になると思っていたね。心の中では本来の自分にはなれないだろうとわかっていた。フィニッシュするのは好きだけど、簡単にはいかないと思っていたし、それが実際に起こってしまったんだ」

フィゲイレードが体調不良になった理由は定かではないとしながらも、UFCパフォーマンス・インスティテュートで出されたゆで卵入りの麺類を食べた後に気分が悪くなったと語っています。

「腸が動かなくなって30分後に痛みを感じ始めたんだ。私はダナがボーナスについて話している会議室にいて、立ち上がって帰ろうとしたんだが、廊下で立ち止まって吐きそうになったよ。医師を呼んでくれて、痛み止めの薬をくれたから少しは楽になった。18時に少し寝ようとしたんだが、目が覚めたら痛みで我慢できないとスタッフに伝えたんだ。ヴァリッジ(イズマイウ)が医師に連絡してくれて、病院でさらなる検査をして様子を見るようにと言われた。その時にもし医師のところに行けば、アスレチック・コミッションが私をカードから外す可能性があったけど、それでも行くことにしたんだ」

午前2時にホテルに戻ったフィゲイレードは、満足に寝れないまま試合に出場したと語っています。

「一晩中起きて過ごしていたんだ。朝6時にしか眠れず、一日中眠気を感じていたよ。午前11時に起きてトレーニングをしたが、ほとんどウォームアップにならず、まだ痛みが残っていたからベッドに戻ったよ。朝食を食べようと17時に起こしてもらったんだが、あまりにも眠かったから再び活動的になる必要があった。寝室に戻って19時に試合に行く準備をしたよ。元気がなく胃の調子が悪かったけど、試合には出場した。キャンセルさせるわけにはいかなかったからね。約束だったんだ。病気だったが出場したら、彼らは私にファイト・オブ・ザ・ナイトをくれたよ」