インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエーがマクレガーのカーフキックを警戒する

1月のUFC257ではコナー・マクレガーとダスティン・ポイエーが対戦したものの、予想に反してマクレガーが第2ラウンドでノックアウト負けとなりました。

この試合でポイエーは戦略を実行しており、マクレガーが敗れた大きな理由の一つにカーフキックがありました。

カーフキックによって大きなダメージを受けたマクレガーは試合後に松葉杖を使うことになり、カーフキックに対するトレーニングをしてこなかったことを認めました。

7月10日のUFC264ではマクレガー対ポイエーの3度目の対戦が予定されていますが、ポイエーは『THE FIGHT with Teddy Atlas』のインタビューで、カーフキックの威力について次のように語っています。

「私の場合はカーフキックが流行始めた頃で、左利きだからカーフキックをやるには左利きの相手との対戦が必要だ。数年前にニューヨークのバークレイズ・センターでジム・ミラーと戦ったとき、彼が初めて私に使ってきたんだ。その試合後には足に大きなダメージを受けていたから、カーフキックやローキックには新たな敬意を持つようになった。コナーも今同じ気持ちでいると思うね」

「彼はあの蹴りがどれほど痛いのか、どれほど試合の流れを変えるものかを感じたはずだから、今私に対してあの蹴りを使おうとしているんだと思う。私が実際にそうだったし、自分で使おうとし始めたんだ。あの蹴りでダメージを受けた後は、チャンスがあるたびに使おうとしてきたよ」

ポイエーはUFC264の試合でマクレガーも同様にカーフキックを使ってくることを想定していると語っています。

「ローキックを中心とした攻撃に加えて、ディフェンスにも以前より力を入れるようになったんだ。もしあの試合で彼があの蹴りを警戒し始めていたら、もしくは私があの蹴りを追い求めたためにテイクダウンを取られることになったら、そのときは他の方法を取っていただろう。ただそれがあったから使っただけで、彼にダメージを与えていたし、彼はそれをディフェンスし始める適切な判断ができていなかった。私はどれほど痛いかわかっていたから、それが試合の流れを変えることになったんだと思っている。彼は仕掛けることも打撃を与えることもできなくなるし、パワーや機動力が失われてしまうんだ。今回の試合でもそれは同じだよ。もしあの蹴りを使うタイミングがあれば使うことになる。もしそうでなくても、私の道具箱にはたくさんのトリックがあるから、みんなに見せるのが楽しみだね」