インタビュー・コメント

アンソニー・スミス「ジョーンズの話題から離れるべきだ」

今週末のUFCファイトナイトでは、アンソニー・スミスとライアン・スパンが対戦します。

これまでライトヘビー級ではジョン・ジョーンズが長らくチャンピオンとして君臨していたものの、タイトルを返上したことで現在はライトヘビー級から離れています。

スミスは『MMA Fighting』のインタビューで、いなくなっても話題にされ続けるジョーンズよりも、現在階級で活躍している選手に目を向けるべきだと主張しました。

「もっと早く話題を移すべきだったと思う。以前にもこんなことがあった。チャールズ・オリベイラはハビブを倒していなかったからチャンピオンではないのか?カマル・ウスマンやイスラエル・アデサンヤはGSP(ジョルジュ・サンピエール)を倒していなかったから本当のチャンピオンではないのか?なぜ我々はいつもその影に隠れなければいけないのかわからないね。チャンピオンがタイトルを返上して自分の道を進み、次の選手が出てきてチャンピオンになるというのは初めてのことではない。なぜあのような状況が続いていたのか理解できないね」

「少なくともMMAの世界は、ライトヘビー級の選手たちがものすごく優れていることを知ったと思う。もちろんジョン・ジョーンズは史上最高の選手だと話題にしている人もいる。ジョーンズでもGSPでも、どちらにしてもトップ2だ。でもそれは他の選手がダメだというわけではない。この階級に世界チャンピオンクラスの選手がいなかったわけではないんだ。しばらくの間ジョンに敗れたり、常に負け続けたりしてあまり良くない状況だったと思う。でもそれは我々が優秀ではなかったということではない。ただ残念ながら、我々はモハメド・アリと同じ時代に存在したボクサーなのかもしれない。それが我々の状況だったのかもしれないが、実力がないということではない。彼が本当に素晴らしかったというだけなんだ」