4月9日のUFC273では、アルジャメイン・スターリング対ピョートル・ヤンのバンタム級タイトル統一戦が行われます。
前回のUFC259ではイリーガル・ニーによってヤンが失格となり、スターリングは思わぬ形でタイトルを獲得することになりました。
スターリングは自身のYouTubeチャンネルでヤンが優勢だったと認め、その理由は当日の調整が失敗したからだと明らかにしました。
「試合当日は失敗してしまったと思う。朝に20分強のハードなペースで運動していた。疲れないし、腕も筋肉も全てが驚異的な感覚だった。そしてその直後はいつものように食事ができず、出した分の燃料を体に戻せずに自分のペースで25分戦うことができなかった。朝の運動の後に体に戻したエネルギーに対して、消費したエネルギーがあまりにも多すぎたんだ。あの日の朝にあの場にいた誰もが、私が悪魔に取りつかれているのを見たはずだよ。だから私の能力の片りんを見せていないという意味で、あの夜は不名誉なことだった。特に頑張ってきたものが自分の力になっていないことがわかっているから、とても残念だったね」
スターリングは前回の試合で感染対策による準備の違いや当日の調整方法で失敗したとしながらも、今回は同じことは起こらないと語っています。
「もう二度と起こることはない。COVIDは普通のやり方からして大変だから、それを今までやったことがない状態で調整しなければならなかったのだが、コーリー・サンドヘイゲン戦では好きなようにやらせてもらえた。決まった時間に報告することができ、その時間までにCOVIDの検査を受けることを報告すれば問題なかった。だから全部同じようにやれるようになったんだ。出ていって、食べ物を買ってきて、みんなと一緒に食べる、そんな良いことづくめだよ。この試合はUFCのPIチームから渡されたものに頼って朝食だけ食べていた。昼食も夕食も食べず、普段とずいぶん違う食事をしているのに気づかず戦っていたんだ。結局のところ、栄養の問題だ。だからその当日や前日の行動によって、それまでどんなに良いトレーニングキャンプを行ってきても、試合のパフォーマンスに影響を与えることがあるんだ」
「ケージに入ったときにまだ減量をしているような感じだよ。これは最悪なことだね。最後の数ポンドを減らして体重計に乗って、食事をするために体重を作ろうと頑張っている。まさにあの試合当日の気持ちを表現するのに適切な言葉だよ」