インタビュー・コメント

マルロン・ヴェラ「クルーズの戦い方はレベルが低い」

週末に開催されたUFCファイトナイトでは、マルロン・ヴェラがドミニク・クルーズを第4ラウンドにノックアウトで勝利しました。

ヴェラはこれで4連勝となっています。

ヴェラは試合後の記者会見でクルーズの変わったスタイルに戸惑うことはなかったかと聞かれ、最初から勝つ自信があったと語りました。

「正直言って、俺もチームも彼の戦い方は非常にレベルが低いと思っている。ベースがなく、スタンスが悪いし、動きまくる。そんな中でヤツを負かさないといけないって話し合っていたんだ。でもそれを言ってしまうと、自分にプレッシャーがかかってしまう。ただ彼のスタイルはMMAに最適なスタイルではないと思っている。おそらくボクシングならもっと上手くやれるのだろうが、MMAでは武器が多すぎる。彼の良いところは、その動きにテイクダウンを織り交ぜることだ。それが彼の成功の秘訣だ。でも彼が俺をテイクダウンするのは難しいだろうから、自信はあったけど、この試合が簡単じゃないことは分かっていたよ」

「俺はただ我慢して時間をかけていた。第1ラウンドを落としたけど、そのときにおかしくなることはなかったよ。フィニッシュを追い求めるようなことはしなかった。彼の目の前に立って穴を見つけても問題ない。彼は本当に良い状態でやって来ている。調子が良いと立ち直れるし、急発進するのも上手い。だから第1ラウンドを落としたときにまず頭に浮かんだのは、ムニョス戦(クルーズ対ペドロ・ムニョス)で起こったことだ。ムニョスはフィニッシュを急いでいて第1ラウンドを全て捨ててしまっていた。だからあと4ラウンドでヤツを倒せるんだから変になるなと自分に言い聞かせていたんだ。集中していれば捉えられるって思っていたよ」

バンタム級ではチャンピオンのアルジャメイン・スターリングは10月でTJディラショーを相手に防衛戦を行うことがすでに決定しています。

バンタム級にはその他にピョートル・ヤン、ジョゼ・アルド、ショーン・オマリーなど次に挑戦を狙っている選手が多くいます。

タイトル挑戦を狙うヴェラは今後もタイトル戦線に注視していくつもりだと語りました。

「私はUFCにいる上から下まで全ての選手に注目している。誰が戦おうと、イベントの最初の試合でも最後の試合でも見ているよ。見るのが好きなんだ。解説をするのが好きだからライブで見ている。試合のエネルギーが伝わってくるし、何が起こるかわかるんだ。UFCが(スターリングの)次に誰に機会を与えるのか間違いなく注目しているよ」