インタビュー・コメント

カマル・ウスマン「PFPランキングはあくまでシナリオだ」

今週末に開催されるUFC278では、カマル・ウスマン対レオン・エドワーズによるウェルター級チャンピオンシップが行われます。

すでに5度の防衛に成功しているウスマンは、現在UFCのパウンド・フォー・パウンドランキングで1位に君臨しています。

しかしウスマンは『ESPN』のインタビューで、この試合に勝利したらパウンド・フォー・パウンドのランキングで1位を獲るだけではなく、ミドル級を飛ばしてライトヘビー級でタイトルを狙うつもりだと語りました。

「最近はみんながGOATだと口々に言っているが相対的なものだ。それこそ私が望むものであり、このスポーツを始めた理由だし、負けず嫌いなんだ。 スポーツにのめり込んで、気がついたら自分の中で何かが燃えていて、勝負したい、競い合いたいと思うようになっていた。ベストな選手になりたい。これが究極だよ。その点に関しては尊敬されたいと思っている。だからみんなに勝ったときには、その敬意を示してほしいんだ。もし自分の階級にいる全員に勝ったら、一つ飛ばしてそれを証明したい。みんなはパウンド・フォー・パウンドと言っているが、それはあくまでもシナリオだ。もし彼らが同じ階級だったら、こいつはあいつに勝てるのかと考えるだけだ。それを私は証明したい。できるようになりたい。誰もやったことがないからだ。それができれば、まあ、どんな肩書きをつけてもいいんだが、最終的には尊敬が欲しいんだ」

ウスマンは2015年12月にエドワーズと一度対戦しており、そのときは判定で勝利を収めています。

しかし再度この試合を確認してみると、心残りがあったとウスマンは語っています。

「レオンには何かがある。彼は素晴らしいライバルであり、タフガイであり、とても尊敬している。前にも言ったが、オクタゴンの中にいるときは、私が裁判官であり、陪審員であり、そして死刑執行人だ。彼がそういうことを言ったときドーンときたんだ。それが心に残っていて、最初に戦った試合を全部再生してしまうほどだった。彼の態度、気分、振る舞いを再生してみると、最初の試合では私がちょっと押されていた。そしてその最初の試合で十分な力を発揮できたとは思っていないんだ。今回の試合で自分がやるべきことをやるというモチベーションは十分にあるよ」