UFC281のメインイベントでは、絶対的チャンピオンとして君臨していたイスラエル・アデサンヤにアレックス・ペレイラが第5ラウンドTKOで勝利して、ミドル級タイトルを獲得しました。
キックボクシングでも世界チャンピオンになっているペレイラは試合後の記者会見で、UFCでもチャンピオンになった感想を語りました。
「いろいろな感情が頭をよぎったよ。長年にわたる努力と献身が実を結んでこうして世界チャンピオンになったんだからね」
過去にキックボクシングで2度アデサンヤに勝っているペレイラは、第4ラウンドまで劣勢になっていました。
しかし第4ラウンドを終えた後、コーナーにいたテイシェイラがペレイラにノックアウトを狙っていくべきだと激励していたようです。
それにペレイラも応える気持ちがあったと語りました。
「この試合に臨むにあたって、非常にハードな戦いになることはわかっていた。自分のペースを守るようにしたよ。だが最終ラウンドに入ると、コーナーやグローバーが私に自分を見失うなって言ってくれた。だから私は、彼をノックアウトする?って言ったんだ。グローバーはノックアウトしなきゃいけないって言っていた。だから自分もやろうって気持ちになったんだ」
TKOになった後、アデサンヤはレフェリーに抗議したものの、ペレイラはその判断が正しかったと主張しました。
「誰が何と言おうと、イジーはかなり激しい打撃を受けていた。レフェリーがいるから安全なんだ。だから間違いなく正しかったと思うよ」
UFCのダナ・ホワイトは、アデサンヤとペレイラのリマッチを示唆しています。ペレイラは誰が対戦相手になっても戦う意志を示しています。
「私には関係ないことだ。彼らが対戦相手を選ぶのだから、もし試合が組まれたら準備万端で臨むつもりだよ」