インタビュー・コメント

イスラエル・アデサンヤ「次は考えず休暇を楽しみたい」

イスラエル・アデサンヤはUFC281でアレックス・ペレイラに敗れ、これまで保持してきたミドル級タイトルを失いました。

第5ラウンドにレフェリーのマーク・ゴダードに止められたことでTKO負けとなったものの、アデサンヤは試合後もまだ戦えていたと抗議しました。

アデサンヤは『The MMA Hour』に出演し、当時の状況について次のように説明しました。

「レフェリーを責めるつもりはないよ。マークは良い仕事をしたが、俺は元気だったし、意識がはっきりしていた。バランスを失ってはしていなかったよ。フェンスにぶつけられたから、横へ逃げないといけないって思っていた。右に動いたのはバランスを失ったからではなく足が問題だったんだ。会陰神経って知ってるかい?マイケル・チャンドラー、ヘンリー・セフード、ジミー・クルードにも同じことがあった。だから試合中どこかのタイミングで俺は動こうとするんだ。歩いているときに足がつって、思わず床に引きずってしまうことがあるだろう?試合中もそうなって、俺の足がおかしいのか?って思ったんだ。最終的には俺の足が問題なんだとわかったよ。今まで試合中にそんなことはなかったんだけど自分ではわかっていたよ。彼が俺に2発の大打撃を加え、横に動いたらつまづいた。だからひどい目にあったよ。レフェリーは2発の打撃でもうダメだって感じだったんだろう。でもあれは間違いなくパンチのせいじゃない。ウソをつく理由がないからね。足にダメージがあったんだ」

「彼を疲れさせようと思っていた。彼の打撃を待って頭を下げたら、彼の腕と足が見えた。それだけを見ていればよかったんだ。彼の頭がどこにあるかはわかっていた。だから俺はとにかく動いていた。でもレフェリーからすれば、2発の大きな打撃でふらつけばもうダメだってなるだろうね。それに彼は安全圏にいる。彼が飛び込んできたときに俺は大丈夫だって感じだった。ただただがっかりしたよ。自分の仕事をするために彼が疲れ切るのを待っていたんだけどね。彼をテイクダウンしてボコボコにするつもりだったんだ」

「とはいえ彼(レフェリー)を責めることはできないね。ガステラム戦の俺を見ただろう?彼はガステラム戦をレフェリングしていた。彼はガステラム戦を止めるべきだったんだ。繰り返すが、俺はチャンピオンだ。マークは良いレフェリーだよ。だがガステラム戦の審判を務めたんだから、俺がどこまでやれるか見たはずだし、そのくらいの信頼はあって欲しいね。また彼はUFCの歴史上最も多くのタイトルマッチを経験し、ケルヴィン・ガステラムにもあらゆるチャンスを与えてきた。俺は確かにふらついたが、足のせいでふらついたんだ。大きなプレッシャーを感じていたし、大きなショーなんだから仕方がないことだよ」

2022年は3試合を戦ったアデサンヤは、復帰はいつになるかと聞かれ、まずは休暇を楽しみたいと語りました。

「今後のことは考えていないよ。クリスマスや正月、久しぶりにニュージーランドの夏を試合のプレッシャーなしに楽しみたいね。UFCのデビュー前から1月か2月は試合をすることになっていて、その間にトレーニングをしなければならなかった。 食事をしたりちょっと飲んだりして、新年のライブに行くかもしれないね。 今まであまり楽しめなかったから、今年の正月とクリスマスは、本当に楽しもうと思っている。おそらく旅行に行くだろうし、チームメイトの手助けもするだろう。それぞれの試合に向けた準備を手伝いたい。10ヵ月で3試合戦って、毎回チャンピオンとして勝負をかけた試合だった。俺はそれに値するよ」