UFC282のメインイベントでは、ヤン・ブラホビッチ対マゴメド・アンカラエフによるライトヘビー級チャンピオン決定戦が行われます。
当初はイリー・プロハースカ対グローバー・テイシェイラが予定されていたものの、プロハースカがケガにより欠場となり、タイトルを返上したことでこの試合が実現しました。
ブラホビッチは今週行われた記者会見で、タイトル戦になったことは思わぬサプライズだったと語りました。
「早めのクリスマスプレゼントだね。最近知ったんだ。そうなったときには飛行機の中にいた。最初は信じられなかったよ。ラキッチに勝ったことで俺はタイトル戦に相応しいと思うが、イリーはグローバーとの再戦を望んでいるから俺はもう1試合待つ必要がある。だが宇宙は俺にとても良く協力してくれているね。イリーの回復を願っているけど、俺はチャンスを逃さないし、再びチャンピオンになるよ」
ブラホビッチが初めてタイトルを戴冠したとき、ジョン・ジョーンズが返上したことで空位となり、ドミニク・レイエスを下してチャンピオンとなりました。
もしブラホビッチがアンカラエフに勝利した場合、空位となったタイトルを2度獲得するUFC史上初めての選手となります。
「俺のせいじゃないよ。ジョン・ジョーンズと戦いたいけど、彼が俺と戦いたがらないんだ。彼が今何をしているか誰も知らない。それにイリーとの対戦を希望していたが、彼は再戦(テイシェイラ戦)を望んでいた。今ケガをしているのは俺のせいじゃない。これは自分で選んだことではないが、それが現実だし、これがチャンピオンシップだ。これは俺にとって最も重要なことなんだ」
アンカラエフは9連勝中であっても、ブラホビッチは勝つ自信を示しています。
「彼の戦績を見ると17勝1敗で9連勝中だ。だからそろそろ連勝を止めて戦績を17勝2敗にしよう。でも彼がベストな選手の一人であることは間違いない。彼のスキルを尊敬しているし、タフな戦いになるだろう。タフな試合になることを期待しているし、それに向けて準備は出来ているよ」
UFCのダナ・ホワイトは、ライトヘビー級の最初の挑戦者としてグローバー・テイシェイラが有力候補だと言及しました。
ブラホビッチはタイトルを獲得した場合、テイシェイラと戦う準備が出来ていると語りました。
「土曜日の後、俺はイリーと戦わない。彼が俺と戦いたがらないんだ。彼は俺ではなく別の試合を選んだ。だから彼が元気になったときに戦う準備は出来ているよ。次のチャンピオンは自分だと信じている。タイトル防衛戦ではまたグローバーがベストなマッチアップになるだろうし、今度は自分が彼を倒せることを証明するつもりだよ」