インタビュー・コメント

TJディラショーが引退することについてコメント

元バンタム級チャンピオンのTJディラショーは、UFC280のトレーニングキャンプ中に何度も肩のケガをし、試合中にも負傷したことで手術を受けることになりましたが、最終的に復帰せず引退することを決断しました。

ディラショーは『Food Truck Diaries』のインタビューで引退について語っています。

「いや、肩の手術後に引退する予定はなかったよ。インタビューで、これで終わりではなく復帰すると言ったのを覚えている。それから医師と話をして、実際に肩に何が起きているのか、完全に治る可能性はどれくらいあるのかを確認した。俺には5歳の息子がいる。息子が本当に覚えているのは最後の2試合くらいだよ。サンドヘイゲン戦は膝を負傷してしまった。だからトレーニングキャンプ中はパパじゃない。だけどトレーニングキャンプの半分はコロラドにいるし、旅行もするし、いなくなったらいなくなったで彼はさみしがるんだ。復帰しても片足状態や寝たきりだったら思うように遊べないからね。アルジョ戦ではアブダビで2週間過ごして肩の手術をすることになった。息子には『パパもう試合をしないで』って10回くらい言われたよ。医師の予約をしたり今でも大変なんだ」

「4週間前に肩の手術をしたんだが、そのときに医師と話をしたんだ。彼は『そろそろ決断するときじゃないか。3年間で3回目の手術だぞ』って言っていた。息子と一緒にゴルフをしたり、彼と一緒に人生を過ごすことについて考えさせられたし、格闘技のない人生を送りたい」

「ケージ外でどれだけ成功するか、どれだけ忙しくなるか、どんな生活をするかはこれからだ。とても忙しくなるかもしれないし、すでにそんな感じだけど、復帰する暇もないかもね。ケガから復帰してもビジネスを後回しにして試合に対処しなければならなかった。試合は今だけだけど、ビジネスは一生ものだからね」

ディラショーはアルジャメイン・スターリングとの試合で万一ケガをしたときのことを考えて準備をしていたと語りました。

「このような形で、本当の意味でのパフォーマンスを発揮できないのは、まだ自分がこの階級でベストだと信じているからだ。健康になってベルトを取り戻し、特にアルジャメインのような選手と対戦するのは、俺にとって最高のマッチアップだ。だからケガをしていても試合に出場したんだ」

「そのためにゲームプランを立てた。主治医と打ち合わせしたんだけど、そうなったときのために肩をソケットに戻すベストな方法をビデオに撮ってくれないかって聞いたんだ。テクニック面、減量でもそうだが全てを計画的に行う必要がある。だから最悪のシナリオを考えていたんだけど、残念ながらそうなってしまったんだ」

ディラショーはハンター・キャンベルにメッセージを送ったことを明らかにしました。

「医師に診てもらったんだが、息子のこともあるし、いろいろあってもういいやって感じだった。ハンターに手紙を書き、彼のおかげで名声を築くことができたから感謝するけど、もう限界だからやめるよって伝えたんだ」