インタビュー・コメント

ジャレッド・キャノニア「試合では誰でも勝つチャンスがある」

12月17日に開催されたUFCファイトナイトでは、ジャレッド・キャノニアがショーン・ストリックランドにスプリット判定で勝利しました。

ミドル級では11月にアレックス・ペレイラがイスラエル・アデサンヤに勝利して新チャンピオンとなり、ランキング3位にいるキャノニアはアデサンヤに敗れているものの、今後タイトルに挑戦する可能性があります。

キャノニアは『The MMA Hour』に出演し、アデサンヤが敗れたことについて次のように語りました。

「衝撃を受けたとまではいかないが、それが試合というものだ。そういう試合もあるんだよ。勝っていたかと思っていたのに、気が付いたら大きなパンチを食らわないようにしているものだ。そういうものなんだ。イスラエルには残念な結果となってしまったが、それが格闘技というものだよ」

アデサンヤが敗れたことでチャンピオンに対して新たなマッチアップが生まれることになり、キャノニアもタイトルを手にするチャンスが生まれると語っています。

「私にとって良いことだったとは言えない。嬉しかったとかそういうことは言わないよ。感情的になることはなかったね。どちらかというと合理的なものだったよ。そして私が思うに、それはイスラエル自身への関心とは対照的に、この階級への関心を高めることになる。だから我々にとって良いことなんだ。このスポーツでは再戦にこぎつけるのが難しいけど、それとは対照的にタイトルをかけて戦うチャンスが増えることになる。でもイスラエルが負けて嬉しかったわけではない。イスラエルが負けることを祈って水晶を握りしめていたとかそういうことではないんだ。だから誰かに悪意を抱いたことはないよ」

ミドル級の絶対的なチャンピオンとして君臨していたアデサンヤがペレイラに敗れたことについて、キャノニアは試合で誰が勝ってもおかしくはないと主張しました。

「誰が相手でも試合に勝てると思っている。トレーニングをしている人なら誰でも、特にこのレベルのスポーツの最高峰にいる人なら誰でも勝てるんだ。この試合を見ると、イスラエルは勝利に向かっていた。あと15秒か20秒あれば、第1ラウンドで試合を終わらせることができたかもしれない。だからこの人が勝つとかあの人が勝つとか言うつもりはない。試合では順位は関係ないと言えるだろう。それが私の考えであり、自分に言い聞かせる言葉でもあり、このスポーツで誰にも勝てると信じている理由なんだ」