今週末に開催されるUFC283では、デイブソン・フィゲイレード対ブランドン・モレノによるフライ級タイトル統一戦が行われます。
フィゲイレードとモレノがUFCで対戦するのは今回で4度目となり、これはUFC史上初となります。
UFCは以前フライ級をなくす可能性が噂されていましたが、モレノは今週行われたメディアデーで、今回の試合がフライ級にとって重要な一戦になると語りました。
「もちろんデメトリアス・ジョンソンがこの階級で残したレガシーは理解している。彼は100%絶対的なチャンピオンだった。彼は試合を簡単に見せるチャンピオンだったし、それは防衛回数が物語っている。すごすぎるね。別の角度から見ると、ヘンリー・セフードがいる。そんなに何度も防衛したわけではないけど、階級が揺らいでいた時期にいたことやデメトリアスが世間やファンとの関係が希薄だったせいかもしれないね。本当に関係がなかったんだと感じる。それは悲しいことだ。私はこのスポーツのファンとして、またデメトリアスのファンとして素晴らしいファイターだと思うから、悲しいことだと思ったんだ。本当に素晴らしかったけど、ケージの外では一般の人たちとのつながりがなかったね」
「そのためこの階級は揺らいでいた。この階級は消滅させられようとしていた。そのときにTJディラショーとヘンリーとの試合が実現したんだ。そのとき私はもう解雇されていたけど、ヘンリーが勝てば階級を維持できるし、将来的にUFCに復帰できるかもしれないという期待もあったんだ。そしてそれが実現した。だからヘンリーが成し遂げたことは特別なことだ。だから自分のエゴかもしれないが、今デイブソンと自分がやっていることは本当に大きなことだと思う。そして他のコンテンダーが発展し続けるための門戸を開いている。デイブソンと私がやっていることはフライ級に起こり得る最高のことだと思うよ」
フィゲイレードとモレノは連続して対戦することになるものの、フライ級にはその他に多くのコンテンダーが控えています。
モレノはまずフィゲイレードに勝つことに集中しているとし、勝った後に他の選手のことを考えると語っています。
「土曜日に戦うことは決まっている。100%気にしていないよ。目標は歴史と重要性の話なんだけど、土曜日にフィゲイレードと決着をつけて、その後でパントージャ、(マテウス)ニコラウ、マネル・ケイプなど他の選手を見ていきたい。それが自分にとって重要なことだが、土曜日に戦ってからだね」
モレノはフィゲイレードに勝利すれば、5戦目が行われることはないだろうとの見解を示しました。
「これが最後だ。自分の計画はデイブソン・フィゲイレードをフィニッシュすることだ。以前もやってわかっているし、今回もできると思っている。それだけだよ。面白いことにまたこいつらかと噂されていることは理解しているけど、同時にデイブソンと私がオクタゴンの中で火花を散らしていることもみんな理解しているんだ。この試合は素晴らしいものになると約束するよ。彼とはもう二度とやりたくないね。今はとても満足していてワクワクしているし、戦う準備はできているけどもう彼とはやりたくないね」