インタビュー・コメント

ブランドン・モレノ「今年はMMAにおけるメキシコ人の年だ」

UFC283ではブランドン・モレノが第3ラウンドTKOでデイブソン・フィゲイレードに勝利し、フライ級タイトルを統一しました。

これでモレノ対フィゲイレードは2勝1分1敗となり、モレノが勝ち越すことに成功しました。

モレノは試合後の記者会見で、フィゲイレードと友好的だったとしながらも、次の試合を求められたことから少し過剰になってしまったと明かしました。

「正直言って、彼は私に対してとてもフレンドリーにしてくれたよ。彼が私のところにやって来て『本当によかったね。ベルトおめでとう』と言ってくれた。その時点では全てが上手くいっていた。だがその後彼は私に『それで俺らの次の試合はいつ?2ヵ月後?3ヵ月後?今すぐ答えてくれ』って言っていたんだ。正直なところわからないね。彼は挑発的な感じだったけど、私が言いたいのは今日は楽しませてくれってことだ。今日は時間が欲しい。友人、トレーニングパートナー、妻、マネージャーとの時間を過ごさせて欲しいんだ。もし彼が望むならその後でソーシャルメディアやトラッシュトークで別の試合を展開すればいいけど、今は時間が欲しい。その1点だけだったよ」

モレノが勝利したことでフィゲイレードとのライバル関係が終わりを迎え、ようやくフライ級で他の選手に挑戦する機会が回ってきます。

モレノはフライ級ランキング2位のアレクサンドル・パントーハについて語っています。

「今彼はとても興奮しているし、タイトル挑戦権を手に入れるため少し必死になっている。だってデイブソン・フィゲイレードとのライバル関係は2020年から始めて2023年に終わりを迎えたからね。他の挑戦者のことも理解しているけど、戦う準備ができているよ」

一方のパントーハもUFC283のポストファイトショーで、モレノについて言及しました。

「印象に残っていないと言っておきたい。モレノは良い選手だけど、彼を2度倒している。次に戦う準備はできているよ。彼に対戦を呼びかけたい。彼が望む場所ならどこでも戦うよ。メキシコであってもどこだろうとね。今その試合を実現させることは意味のあることだ。俺は彼を2度倒した。1度目はフィニッシュし、2度目は30-26だった。タフな選手だけど、モレノはいつも俺の目を見て怖がっているように見えるんだ」

最近メキシコ人がUFCで活躍する機会が増えていることから、モレノはUFCにメキシコでペイパービューを開催して欲しいと語りました。

「メキシコ人として、再びメキシコシティでペイパービューが開催されるのは当然だと思う。2月にヤイール・ロドリゲス、3月にアレクサ・グラッソ、そして正式には何も決まっていないけど、アイリーン・アルダナがアマンダ(・ヌネス)と戦う可能性が非常に高いし、メキシコ人にとって素晴らしい状況になっていると思う。だから今年は総合格闘技におけるメキシコ人の年だと思うんだ。わくわくしているよ。当然そこで戦いたいね」