インタビュー・コメント

元UFC王者イリー・プロハースカが夏頃の復帰を示唆

先週末に開催されたUFC283では、ジャマール・ヒルがグローバー・テイシェイラを下して新ライトヘビー級チャンピオンとなりました。

当初はイリー・プロハースカがライトヘビー級チャンピオンだったものの、肩のケガをしたことで長期欠場が決定し、保持していたタイトルも返上することになりました。

プロハースカは『The MMA Hour』に出演し、肩のケガは順調に回復しており、夏頃に復帰できる見込みだと明らかにしました。

「全てが素晴らしい方向に進んでいるよ。来週はラスベガスに行ってリハビリを続けながら、できるだけ早く復帰できるよう全てのプロセスを進めていくつもりだ。肩はみんなの予想以上に良くなっているからうれしいよ。7月か8月には復帰できると思う。あと6~7ヵ月ってところかな。なぜならただ戦うために最速で復帰したいとは思わないからだ。このような姿勢は良くないけどね。200%体が動くようにしたいし、今年の夏にはそれができると思っている。できるだけ早く復帰するよ」

プロハースカはヒルと戦うためにトレーニングを行うことが楽しみだと語りました。

「グローバー・テイシェイラのパフォーマンス、エネルギー、スピードには少し驚かされましたよ。彼は少し遅かった。ジャマールの仕事は驚いたし、全てを上手く成し遂げた。だから彼を祝福したいし、彼の活躍を期待しているよ。テイシェイラには勝つチャンスがあると思ったし、特にリオの地元の観客の前だからね。今回のイベントでは全てが彼にとって上手くいったからちょっと驚いているが、それはそれでよかったと思う。ライトヘビー級にとって良いステップとなり嬉しく思うよ。ジャマール・ヒルは若くて危険な選手だから、彼のような選手が私に挑戦してくれるのは嬉しいことだ。トレーニングを開始するのが楽しみだよ」

UFCのダナ・ホワイトはプロハースカが回復すれば、タイトルに挑戦させる意向を示しています。

しかしヒルがプロハースカ戦まで待つのか、それともその前に他の選手と防衛戦を行うことになるのかはわからないとしています。

「次のジャマール・ヒル戦についてだが、彼が夏まで私を待ちたがっているかどうかはわからない。彼が望むならそれが一番いいし、だって彼と戦うために準備をしているからね。彼が近い将来誰かと戦いたいと思っているなら、私には関係ないことだ。さっきも言ったように、ライトヘビー級が動いているのが見たい。なぜなら良い選手がいるし、ジャマール・ヒルの勝利は素晴らしいものだったからね。それに満足しているし、彼に期待している。あくまで私の考えだが、彼らはアンソニー・スミスとジャマール・ヒルの試合について話をしていた。ジャマールは特別なステップアップをさせてもらったわけだし、彼は戦うに値する。なぜスミスではダメなのか?それは単なる私の意見だけどね」