インタビュー・コメント

ロバート・ウィテカーがペレイラ対アデサンヤを語る

4月8日にフロリダ州マイアミで開催されるUFC287のメインイベントでは、アレックス・ペレイラ対イスラエル・アデサンヤ2が行われます。

前回のUFC281ではペレイラが、当時絶対的ミドル級チャンピオンだったアデサンヤを相手に第5ラウンドTKOで勝利してタイトルを獲得しました。

同じミドル級でランキング2位のロバート・ウィテカーはポッドキャスト『Believe You Me』で、前回のペレイラ対アデサンヤの試合について語っています。

「彼らは驚異的な選手だ。あの試合のスキルの高さにはただただ驚かされたね。小さなグローブを使ったキックボクシングの試合にMMAを少し加えたような、そんな試合を期待していたんだ。ほんの少し多すぎない程度にね。最高レベルのものだった。本当に見ごたえのある試合だったね。試合を見終わった後、はっきり言ってこの2人がこの階級では絶対的なキラーであることを理解したよ」

ウィテカーは前回の試合でアデサンヤが敗れたことで、UFC前の試合も含めて0勝3敗となり、厳しい状況に追い込まれているとの見解を示しています。

「メンタル的な面だけを見れば、前回の試合の方がアデサンヤにチャンスがあったと思う。でもそうはいっても最悪の事態が再び起こったことで、彼は次の試合に向けて解き放つことができる。試合は簡単に二転三転するのがわかるだろう。最悪の事態が起こったとしてもメンタル的に自由になれるのだから、彼が自由になる方向に振れるかどうかだ。あるいは小さなグローブで同じことが起きないか心配しているんだろう。正直スキル的には前回勝てたかもしれないね」

ウィテカーはペレイラがアデサンヤや他の多くのミドル級選手よりもフィジカル面で優位に立っていると語っています。

「あの試合で私がわかったことは、ペレイラがとんでもなく大きいだということだ。アデサンヤの大きさはカメラでは伝わらないと思う。アデサンヤは大きな男だ、特に向かい合っているときはね。彼は6フィート4インチ(約193cm)もあるからいつも見上げてしまう。そしてペレイラも彼の骨格と同じだね。手も足も頭も彼より大きい。アデサンヤよりもずっと大きく見えたよ」

ウィテカーはペレイラ、アデサンヤともに対戦することを望んでいるとし、UFC287後には再びタイトルに挑戦するチャンスが巡ってくると語りました。

「両者とも戦いたくてたまらないね。自分自身を新しいレベルに引き上げることができると感じている。もっと良いパフォーマンスができると思っているよ。同じ相手に2度負けて、再戦に臨むアデサンヤの心理状態はなんとなくわかるような気がする。 私とアデサンヤは、とても似たような境遇に立たされていた。そして彼があのように試合を行って全てが上手くいったのなら、次の試合は最高のものになると信じている。でもそれならそれでいい。私はその試合を望んでいる。自分は2人よりも総合格闘技を上手くやれていると思っているんだ。私のレスリングやグラップリングを活かして、両者にとって地獄のような試合にすることができると信じているよ」