UFC284ではヤイール・ロドリゲスが第2ラウンドサブミッションでジョシュ・エメットに勝利して、暫定フェザー級タイトルを獲得しました。
ロドリゲスは試合後、フィニッシュとなった三角絞めが決まった瞬間にエメットに対して、これから這い上がるよう声をかけたことを明らかにしました。
「これは本当に重要な瞬間で三角絞めのとき、彼の表情には負けたみたいな絶望感が見て取れたね。彼は自分のチャンスが消えていくのを見たわけだが、彼には『無理するな、君はウォーリアーなんだからこれを乗り越えられる』と伝えたんだ。だから彼には、君はウォーリアーだとしか言えなかった。我々は失敗するたびに起き上がる方法を見つけてきた。だから彼もきっと乗り越えて強く生きていくだろうし、今後もお互いに戦うことがあると思う。だから強くいて欲しいね」
「それは毎日戦わなければならない悪魔のようなものだ。もしできなかったらどうしよう、こんなことになったら?その中には決して実現しないものもある。だからできることは、できる限り失敗を避けて最善の方法で人生を生きることだ。そしてそう考えるのはやめよう。そうは言っても私は毎日悪魔と戦い、それに勝つために学んできたんだ」
フェザー級チャンピオンのヴォルカノフスキーは、メインイベントでライト級チャンピオンのイスラム・マカチェフに敗れることになりました。
ヴォルカノフスキーがこれによって衰えることになるかと聞かれたロドリゲスは、それを否定しました。
「彼はライト級タイトルマッチでイスラム・マカチェフと戦った。イスラムはタフな選手だ。ここで戦っているロシア人は非常にタフだけど、この試合はかなり接戦だったから、彼はそこで自分も勝てるということを証明することができた。彼はかなり良い仕事をしたと思う。ただ私との試合は運命だと思っている。お互いに100%の力で戦うよ」
ロドリゲスは今後行われるヴォカノフスキーとのタイトル統一戦について、エメット戦で使ったサブミッション技術は必要なく打撃戦になると予想しました。
「彼は素早いし、爆発力もあるし、レスリングや柔術のディフェンスもかなり上手いと思う。だからスタンディングのまま戦うと思うよ。どちらかというと打撃戦になるだろう。全てどちらがより良い戦略をとるか、上手くいっている戦略で戦い、上手くいかないときに調整できるかということに尽きると思うよ」