コーリー・サンドヘイゲンはマルロン・ヴェラに勝利したことで、バンタム級タイトル戦線に加わってきました。
しかし5月6日のUFC288ですでにアルジャメイン・スターリング対ヘンリー・セフードのバンタム級チャンピオンシップが決まっており、その次にはショーン・オマリーの挑戦が濃厚となっています。
サンドヘイゲンはヴェラに勝った後は当初オマリーとの対戦を呼びかけるつもりだったものの、試合後はヤンに勝ったメラブ・ドバリシビリに対戦を呼びかけました。
サンドヘイゲンは『The MMA Hour』に出演し、タイトルに挑戦する前にまだやるべきことがあると語りました。
「他人の価値観を自分の価値観にしないのが格闘技だ。私の価値観は、自分が最高の格闘家であることなんだ。もしそれが世界チャンピオンになるための長く厳しい道のりを意味するのであれば、それはそれで覚悟のいる結果だ。山の頂上までの一番簡単な道を探してみようといったことはしていないんだ。まっすぐ登ってできるだけタフでいようと思っているし、そうすることで頂上に立ったときに、より一層気持ちよく感じることができるんだ」
ショーン・オマリーはピョートル・ヤンにスプリット判定で勝利し、バンタム級タイトルへの挑戦に名乗りを上げました。
同じくヤンに勝利したメラブ・ドバリシビリは、チャンピオンのスターリングと対戦しないと明言しています。
サンドヘイゲンはオマリーが次の挑戦者になることを考えると、自身はメラブと戦うことが必然だと語りました。
「なぜそれが実現しないのか本当によくわからないね。メラブが他に誰と戦わなければならないのか、私にはわからない。セフードもスターリングもオマリーとの試合にかなり乗り気なようだからね。UFCがオマリーのベルト争いを望んでいなければ、なぜあの2人がオマリーとやろうとしているのかわからない。オマリーのタイトル獲得のチャンスを潰そうとはしないと思うんだ。メラブの方が良い相手だと思うよ」
サンドヘイゲンは9月に結婚式を控えています。
彼女は試合のスケジュールに理解を示しているとしながらも、結婚式の前に試合を実現させたいと語りました。
「もし戦うなら結婚式の前に実現しなければいけないね。エリカ(結婚相手)はそうはっきりと言ってくれた。もちろん彼女は理解していると言ってくれたが、彼女のために、私が試合をすることで彼女がストレスを感じないように結婚式の前に実現しようと思っている。さっきも言ったように、トレーニングキャンプではちょっと違う自分になれるんだ。その日(9月)まではずっと戦うことができる。結婚式のためにトレーニングキャンプに参加するよりはマシだろうね」