週末に開催されたUFCファイトナイトのメインイベントでは、ジャレッド・キャノニアがマービン・ヴェットーリを5ラウンド判定で下しました。
キャノニアは試合後のインタビューで、この試合でのパフォーマンスに自信を持っており、タイトル戦線に復帰することができたと語りました。
「この後はロバート(ウィテカー)とドリカス(デュ・プレシ)が戦うことになる。イスラエル(アデサンヤ)がドリカスと戦いたいと言っているのは知っているけど、俺のパフォーマンスを見れば、その決定を下す人たちからすれば、俺の名前がそこに入るのは間違いない。俺自身はあるかないかということはあまり気にせず、次の試合に集中するつもりだ。ジムに戻って自分自身を高めてスキルを向上させ、次の試合のことを気にかけるよ」
ミドル級ランキング3位のヴェットーリに勝ったキャノニアは、タイトル挑戦に向けた次の相手は見つからない状況です。
1位のアレックス・ペレイラはライトヘビー級への転向が決定し、2位のロバート・ウィテカーは6位のデュ・プレシと対戦します。
一方でミドル級へ転向する可能性があるカムザット・チマエフは、相手が見つからず試合が組まれていません。
キャノニアはタイトル戦に向かうことができるなら、チマエフ戦も受けるつもりだと語りました。
「その試合でタイトル戦に向かえるのか?そう思う?どうだろうね。彼はランクインしていないんだろう?彼が人気なのは知っているよ。みんな彼の活躍を見たいと思っている。もし連絡があって、カムザット戦をコンテンダーマッチにすると言われれば、もちろんイエスだよ。俺はタイトルを目指しているんだ。みんなを楽しませようと戦っているわけではない。君たちが見たいのは分かっているし、良い試合になるだろう。それでタイトル戦ができるのならイエスだ。俺は3位を倒した。後ろではなく前を見ているんだ。だからダナ(ホワイト)やハンター(キャンベル)が、彼は俺とチャンピオンの間にいると言うなら、それはそれで話し合えばいい。でももし、カムザットと戦って、彼をこの階級に迎え入れるかと言われたらそれはどうかと思う。それでタイトルにたどり着けるのか?それが俺の質問だよ」
キャノニアにとっては防衛戦のバックアップを務める選択肢もあります。
9月にシドニーで開催されるUFC293でアデサンヤの防衛戦が噂されており、ウィテカー対デュ・プレシの勝者と戦う可能性があります。
キャノニアはそこでバックアップファイターを務めることに前向きな意思を示しています。
「その瞬間のためにお金をもらっているんだ。戦わなくても報酬がもらえるのなら、そのチャンスに踏み入れるのは何より嬉しいことだ。それでも少しは報酬がもらえるんだから満足だね。そしてシドニーへ行くことも問題ない。オーストラリアには行ったことがないから、ずっと行きたかったんだ」