インタビュー・コメント

ベニール・ダリウシュ「オリベイラ戦は自分らしくなかった」

ベニール・ダリウシュはUFC289に出場したものの、チャールズ・オリベイラに第1ラウンドTKOで敗れることになりました。

これにより8連勝がストップすることになり、ライト級タイトル挑戦に向かっていたダリウシュにとっては大きな敗戦です。

ダリウシュは『Submission Radio』に出演し、オリベイラ戦を振り返りました。

「あれは自分のベストな状態ではないと思っている。わからないよ。あの日はどんな理由であれ調子が悪かった。説明できないんだ。チャールズを否定したくないからあまり言い訳はしたくない。あの夜は彼の方が優れていたし、素晴らしい勝利を収めた。でもあのときは間違いなく自分のベストな状態ではなかったんだ。不思議だったのは、上手く説明できないんだけど、目は見えているのに体がスローモーションのような感じがした。だからやりたいことがあっても一歩遅れてしまう。見ていることをそのまま実行することができなかった。それからバランスもなぜかベストじゃなかったかもしれない。最後にキックで滑ったのはいつだったか覚えていないよ。上手く説明できないんだけどね。ただ自分らしくなかったんだ」

ダリウシュに勝利したオリベイラは10月のUFC294でイスラム・マカチェフのライト級タイトルに挑戦する可能性があります。

しかしダリウシュは年内にもう1度試合を行うつもりであるとし、次は良い結果を出すことを期待していると語りました。

「今はこれまでで一番良い状態だ。トレーニングしているときは以前よりも速く、より強くなっている。技術的にも以前よりも優れているよ。必要なものは全てある。今までの試合では明かにそれができていた。でも今回はなぜかオクタゴンでそれをすることができなかったんだ。なぜそれができなかったのか、その原因をすべて解明して、解決していくつもりだよ」

「現時点では健康であることを確認して、オクタゴンの中に戻ることができればいい。年内にはね。試合に出るのが遅くなるから、来年まで待たされるのはイヤなんだ。だから理想を言えば、年末までに戦いたいね」

「みんなが今俺を慰めてくれようとしている。素晴らしいことだよ。でも同時に俺は以前にも落ち込んだことがあり、これよりひどい状態でも神様が元通りにしてくれたんだ。だから将来についてはあまり心配していない。ただ自分のパフォーマンスにはがっかりしている。俺が本当にできることは、次の試合でなぜ俺がコンテンダーだと思われていたのかを世界に示すことだよ」