インタビュー・コメント

コーリー・サンドヘイゲンがロブ・フォントに感謝を示す

週末に開催されたUFCファイトナイトのメインイベントでは、コーリー・サンドヘイゲンとロブ・フォントが対戦しました。

試合は終始グラウンドで有利に展開したサンドヘイゲンが5ラウンド判定で勝利しています。

スコアでは圧倒したものの、打撃での攻防が少なかったため会場からブーイングが起こったことについて、サンドヘイゲンは試合後の記者会見で次のように語りました。

「それがゲームプランだった。正直なところ、彼は試合の後半で何度か詰めてくると思っていた。フォントのレスリングはそれほど上手くない。彼は即座にレスラーの反応を示すことはない。立ち上がりもあまりよくない。彼が立ち上がる唯一の方法はアンダーフックで、それを封じれば立ち上がることはないんだ。ブーイングが多いのは分かっているし、観客にとってはエキサイティングな勝利ではなかった。だが私は世界7位の相手に圧倒したんだ。その前のマルロン・ヴェラ戦でも、(スプリット判定だった)1人のバカなジャッジを除けば、間違いなく同じことをやってのけた。その前の試合では、ソン・ヤドンをひどいカットで4ラウンドにストップになって倒したんだ。私は世界最高の総合格闘家になるための道を歩んでいる。ストライカーもレスラーも圧倒したい。それが私の目指すものだ。世界一になりたいし、今夜はただの打撃戦になると思われている中でレスリングをしているのだということを示したと思う」

サンドヘイゲンは当初ウマル・ヌルマゴメドフと対戦する予定だったものの、ヌルマゴメドフが欠場したことで急きょフォントが出場することになりました。

サンドヘイゲンは試合を受けてくれたフォントに感謝を示しています。

「ウマルの実力は誰にも分からない。彼は本当に驚異的な選手だと思われている。間違いなくいい選手だ。それにバンタム級にいる他の選手もみんなそうだよ。私がウマルは次の天才だという話を信じなかったのは、ウマルが良くないからではない。彼が優秀な選手であることはわかっている。でもこのキャリアを始めて少し経たないとわからないんだ。今回はUFCで13戦目だ。5度目のメインイベントだった。ウマルのことを、私のことよりも知らないだろうけど、必ずしもフォントの方が簡単な相手だとは言えないよ。私が戦い慣れているのは間違いないが、だからといって2週間半の準備期間で簡単に戦える相手ではないし、特に彼はその前にソン(ヤドン)と戦う準備をしていたからね」

「だがロブ・フォントを大いに称賛したい。彼はこの試合を受ける必要はなかった。私がこのイベントに出たのは、ロブ・フォントが試合を受けたからだ。他にあまり選手がいなかったから、ロブには本当に感謝している。みんなは彼を評価するべきだと思う。まず彼は素晴らしい選手だ。そして2つ目は、2週間半前にメインイベントで私と試合をすることを受け入れた。これは大きなことだ。だからロブにも拍手を送りたいね」

今月末にボストンで開催されるUFC292では、バンタム級王者のアルジャメイン・スターリングが、ショーン・オマリーを相手に防衛戦を行います。

サンドヘイゲンは、次にこの試合の勝者と対戦することを望みました。

「私もその試合がやりたいね。ファンも大喜びだと思うよ。オマリーはすごいアスリートだし、私もその試合にワクワクしているんだ。ファンが本当に見たいと思っている試合だと思うから、(次の相手がスターリングかオマリーなら)私にとってはWIN-WINだと思うよ」