UFC292のメインイベントでは、アルジャメイン・スターリング対ショーン・オマリーによるバンタム級チャンピオンシップが行われます。
スターリングは今週行われたメディアデーで、オマリーの人気は華やかさがあってノックアウトによるところが大きいと語っています。
「もしコンテンダー・シリーズを終えた後に、スヌープ・ドッグが同じように自分の試合を宣伝してくれたら、誰でも一夜にしてあのようなスーパースターになれたと思う。過大評価だ。特にケージの中にいるはずのない相手と戦っているときは、戦績を積み重ねて見世物になることは簡単だ。俺はトップ15に入るような選手たちを倒している。一流の相手とやるのと、ショーにもう出ていない相手とやるのとでは大きな違いがあるんだ。彼らがショーに出られなくなったのには理由がある。もう復帰できないと言っているんじゃない。事実をありのままに言っているだけだ。イット・ファクター、俺にはそれが何なのかわからないし、理解できないね」
「ノックアウトするという意味では、派手なスタイルを持っているよ。ライトなファンにとっては良いものだろうね。だが実際にこのスポーツを観戦するほどのコアなファンは、物事を理解し、取捨選択できるほど賢い人たちだと思う。彼はよりイージーな道を歩んできたし、目の前の対戦相手とやるべきことをやった。みんな同じように呼び物にするつもりだろう。ピョートル・ヤン、コーリー・サンドヘイゲン、メラブ、俺もね。だから何の話をしているんだ?俺にその機会を与えてほしいね」
スターリングはバンタム級タイトルを獲得するまでランキング上位選手と闘ってきたものの、オマリーにはそれがないと指摘しています。
「俺がUFC3戦目のときは世界ランク6位の相手と戦った。それ以来一度も立ち返っていない。それが全てを物語っていると思うし、土曜日夜のUFC292に臨む自信につながっていると思う。早く過大評価マシーンをぶっ壊すのが待ちきれない。そうすれば俺の『Funk Harbor(ラム酒)』のプロモーションを本格的に始めることができるし、ダナ(ホワイト)のためにボトルも用意した。楽しいひとときになるよ」
スターリングは、オマリーの最大の武器が打撃にあると語っています。
「テイクダウンが難しい相手や俺に慣れている相手と戦ってきた。バシャラット兄弟やジュリアン・エローサとも練習したことがある。セラ・ロンゴ・ファイトチームの選手たちとも練習した。彼らとのスパーリングでは、いい仕事ができていると思う。オマリーは俺が持っているルックスではないだろうし、俺も彼のようなルックスではないだろう。でもそれこそがこの対戦を興味深いものにしているんだ。攻撃されずにされずにインサイドに入れるか?彼は自分が思っているほど正確なのか?もう一つは、彼のテイクダウンディフェンスがどれだけ優れているか、そして前回の試合からどれだけ改善する時間があったかということだ。これらのことは全て計算に入れている。安全に戦うつもりだ。計算しているし、リスクを取るときはリスクを取るつもりだよ」