インタビュー・コメント

ドリカス・デュ・プレシ「アデサンヤは何かがおかしかった」

7月のUFC290でドリカス・デュ・プレシはロバート・ウィテカーに勝利したことで、当初は先週末のUFC293でイスラエル・アデサンヤと対戦すると見られていました。

しかしデュ・プレシはケガにより出場できなくなり、代わりにショーン・ストリックランドがタイトルに挑戦することになりました。

そのストリックランドは試合を終始圧倒し、アデサンヤを判定で下してミドル級タイトルを獲得しています。

デュ・プレシは『The MMA Hour』に出演し、アデサンヤ対ストリックランドについてコメントしました。

「第1ラウンド、試合が始まる前からみんなにイジーは調子が悪そうだって言ってたんだ。知っておいてほしいんだが、誰かと戦おうとするときは相手のことしか考えていない。私は非常に長い間イジーを研究してきた。彼の物腰、動き方、表情も、入場のときやケージに入ったときの行動や目つきも何もかも知っている。試合が始まる前から、イジーは変だと言っていたよ。それが何なのか、気持ちがのらなかったのかわからないが、何かが変だった。それで試合が始まって1分も経たないうちに、イジーは調子が悪そうだと言ったんだ。ショーン・ストリックランドが彼を完封しただけだと言う人もいる。だがそれは事実ではない。イジーは自分の戦い方をしなかった。それはケージの中で見た中で最悪のイジーだったよ」

アデサンヤのパフォーマンスがおかしかったとする一方で、デュ・プレシはストリックランドのパフォーマンスを称賛しています。

「ストリックランドに倒された後、彼は立ち上がれなかっただろう。(自分だったら1ラウンドで)100%フィニッシュしていた。100%だ。もし私があのときのイスラエル・アデサンヤと戦っていたら、もしロバート・ウィテカーならあのイスラエル・アデサンヤに勝てたと思う?イエスだ。あの試合で我々は1.5ラウンド戦った。イジーは2ラウンドを見ることはなかっただろうね。ショーン・ストリックランド、これだけは付け加えなければならないが、彼のことをけなしているわけではない。彼のように大きなチャンスに立ち向かう姿は尊敬に値する。プレッシャーも移動も何もかもだ。敵地に赴くことは、みんな彼のプレッシャーを理解していないと思う。特にアデサンヤのようなビッグファイトでは、それを尊重しなければならない。彼はそこで、これまでの戦い方と全く同じように戦った。彼は特別なことをしたわけではなく、彼らしい戦い方をし、それを非常にうまくやったんだ」

デュ・プレシはアデサンヤとの対戦よりも、新たにベルトを持ったストリックランドとの対戦に興味があると語っています。

「興味があるのはベルトだ。その後イジーと戦えばいい。今はショーン・ストリックランドが目標だ。イスラエル・アデサンヤと戦いたいが、タイトル戦と比べればそれほどじゃない。だからベルトを獲ったら、100%間違いなく彼が初防衛戦になると約束するよ。だが今の自分にとってイスラエル・アデサンヤは関係ない。関心はタイトルを持つ男に向いていて、それが次に戦いたい相手なんだ」

「自分の理想を言えば、12月にショーン・ストリックランドと戦うことだ。12月に向けて準備するつもりだ。そして可能であれば、UFC300で自分のタイトルを防衛するためにイスラエル・アデサンヤと戦うよ」