元UFCミドル級王者のイスラエル・アデサンヤは、今週飲酒運転の罪を犯したことを認めました。
9月9日にオーストラリアで開催されたUFC293で行われたショーン・ストリックランドとの王座防衛戦の3週間前、運転中に車を止められたアデサンヤは、アルコールの法定基準値をオーバーしていました。
UFC CEOのダナ・ホワイトはコンテンダーシリーズ後にアデサンヤの飲酒運転についてコメントしました。
「悪い判断だったと思う。何杯飲もうが、飲んだら運転するなよ。Uberを使うのは簡単だし、他の手段もいろいろあるけれど、彼が大金を持っているなら、運転手を雇うか、誰かに運転してもらうか、Uberでも何でもいい。彼は判断を誤ったが、彼も他の誰もケガをしなかったのは幸いだ。ミスについて私が何と言うかわかるだろう。ミスをした後にどう対処するかだ。願わくば、それが彼にとって一度きりのことであり、二度と同じことを繰り返さないようにしてほしいね」
また12月16日にラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC296では、トニー・ファーガソン対パディ・ピンブレットが行われます。
ホワイトはこの試合を良いマッチメイクだとしながらも、もしファーガソンが敗れることがあれば引退の可能性もあり得ると語りました。
「多くの人がパディは実績がないと思っているだろうし、トニーはここ数試合深刻な状況になっていないと感じている人も多いだろう。この試合のマッチメイクとタイミングは素晴らしく、これ以上ないほど完璧だと思う。トニーのここ数試合を見てみると、チャンドラー戦の前も、ここ2〜3試合はどの試合もすごくいい感じだった。最後までよかったよ。だから2人の楽しくておもしろいキャラクターによる、そういった試合になるだろうね」
「その判断はトニーに委ねたいが、もしパディに敗れた場合は終わることも視野に入れるだろう。彼は素晴らしいキャリアを歩んできた。多くのことを成し遂げ、多くのビッグファイトを経験してきた。そうなれば彼はおそらく終わりだろうね」