インタビュー・コメント

イスラム・マカチェフ「なぜジョーンズがPFP1位なんだ?」

UFC294でライト級王者のイスラム・マカチェフはチャールズ・オリベイラと防衛戦を行う予定だったものの、オリベイラが欠場したことから、代わりにフェザー級王者のヴォルカノフスキーと対戦することになりました。

急きょ対戦相手が代わることになってもそれを受け入れたマカチェフに対して、UFCのダナ・ホワイトは称賛しています。

かつてUFCライトヘビー級王者だったジョン・ジョーンズがUFC151で出場予定だったダン・ヘンダーソンが怪我で欠場したため、チェール・ソネンが代役として選ばれたものの、対戦を拒否したことからイベントが中止になったことがありました。

マカチェフは今週行われたメディアデーで、かつてのジョーンズの決断を否定しました。

「これがUFCチャンピオンがすべきことだ。真のチャンピオンのようにね。真のチャンピオンなら試合を受けなければいけない。何日前だろうが関係ないし、パウンド・フォー・パウンド王者(ジョン・ジョーンズ)がチェール・ソネンを相手にした時とは違う。真のチャンピオンになれば、戦わなければいけないんだ」

マカチェフによるジョーンズへの不満は、パウンド・フォー・パウンド・ランキングが影響しています。

ヘビー級として復帰したジョーンズは、シリル・ガーヌに勝ってヘビー級タイトルを獲得し、さらにパウンド・フォー・パウンド・ランキングでいきなり1位となりました。

その結果、ヴォルカノフスキーは2位、マカチェフは3位となっています。

マカチェフはランキングの順位付けに対して不満を示しました。

「彼らは(ジョン・ジョーンズをパウンド・フォー・パウンドで)1位にした。彼はここ5試合で誰に勝っているんだ?彼はパウンド・フォー・パウンド・ランキングで上位に名を連ねる選手と戦っていない。俺はただランキングについてあれこれ言いたいだけだ。もうついていけない。というのも前回は(ランキング2位の)俺が(1位のヴォルカノフスキーに)勝っている。もし2位を倒したら1位にならなければいけないが、誰がランキングを作っているのかわからないね」

またマカチェフは対戦するヴォルカノフスキーと比べて、失うものの大きさが違うと主張しました。

「もしUFCが彼にお前の(フェザー級)ベルトを持って11日後にアブダビに来いって言ったとしても、彼は絶対に試合を受けなかっただろう。彼はベルトがなければ何のリスクもないから、(UFC294に)やって来たんだ。彼はただ金を稼ぎに来るだけだ。みんなわかっていることだよ」

「プレッシャーはないよ。俺はチャンピオンだからね。目の前の相手が誰だろうと関係ない。でもこの男にプレッシャーがないのは同感だ。彼は11日前にやって来て、俺はすでに彼を倒しているし、もし俺がまた彼に勝ったら、みんなは彼がショート・ノーティスだったからとか、状態が良くなかったとか、いろいろと言うんだろう。俺にとってはただケージに足を踏み入れてこの男をフィニッシュする、それだけだよ」