インタビュー・コメント

ヴォルカノフスキー「もっと良い決断ができたが試合がしたかった」

UFC294のメインイベントでは、ライト級王者のイスラム・マカチェフが、フェザー級王者のアレクサンダー・ヴォルカノフスキーに1ラウンドKOで勝利して防衛に成功しました。

ヴォルカノフスキーは、チャールズ・オリベイラの欠場によって11日前に試合が決まり、急きょ出場することになりました。

ヴォルカノフスキーは試合後の記者会見で、感情をコントロールしながらライト級王座挑戦を受けた理由を説明しました。

「言い訳はしたくない。分かるかい?もちろん私は準備やそういうことをとても大切にしている。だが自信はあったし、自分の決断だ。これまでも決断を下してきたし、もっといい決断ができたはずだが、彼はショート・ノーティスで戦うべき相手じゃなかった。でも私には必要だったんだ。多くの人はお金のためとか言うだろうけど、それ以上のものだったからね。大変だった。アスリートにとっては本当に大変なことなんだ。すまない。自分がそれで苦労するとは思ってもみなかった。でもなぜか試合以外やキャンプ中のときは、頭を悩ませていた。試合がしたかったんだ」

来年1月にはイリア・トプリア戦を行う可能性があったものの、ヴォルカノフスキーは試合を渇望していたと語っています。

「このチャンスが巡ってきたんだけど、正直なところ、必要以上にトレーニングをしていなかった。でもやるしかないと思った。受けるしかなかった。これは運命だと自分に言い聞かせている。戦わず頭を抱えながら、少しもがき苦しんでいた。どうすればいいのかわからない。すべて順調だよ。私には素晴らしい家族がいるがわからない。ただ忙しくしていればいいんだ。だからUFCに忙しくしてくれるように頼んだ。忙しくしている必要があるんだ。キャンプに入っていないとイライラしそうなんだ」

「忙しくしている必要がある。繰り返しになるけど、今のやりたいことは間違いなく家族であり、戦うことなんだ。戦っていないときは全てが満たされているとは思えない。全てを満たす必要がある。時間を無駄にしたくないんだ」