カマル・ウスマンはUFC294でカムザット・チマエフと対戦したものの、マジョリティー判定によって敗れました。
今回ウスマンはレオン・エドワーズに2度敗れて以来の試合となりました。
ウスマンは試合後の『ESPN』のインタビューで、エドワーズに2連敗となったことで自信のなさがあったと明らかにしました。
「レオンに非常に接戦で2連敗を喫し、久しぶりの試合だった。長い間負けなしで頑張ってきたのに、惜しい試合を2つも落としてしまった。物事を疑い始め、自分自身を少し疑い始める。その感覚を忘れてしまいそうになる。今夜から得たものがあるとすれば、自分自身をもっと信頼し、コーチを信頼する必要があるということだ。ソファーを離れて10日で、あのように若くてハングリーな男と戦った。彼は大きくて強いし、この階級で1年半も成長する時間があった。私は自分の調子を信頼していなかった。私ははチャンピオン・ファイターだし、そんなスロースタートはできない。2〜3ラウンド延長してくれれば、その結果がどうなるかは世界中が知っていると思うよ」
当初はパウロ・コスタが出場予定だったものの、欠場したことから10日前に代わりにウスマンが出場することになりました。
そのためチマエフに対する準備期間が短かったと語っています。
「自分にとっては誤算だったね。それもキャンプの一部だ。私はレスラーだからレスリングが大好きだ。キャンプで時間をかけて、その状況の準備をするのが好きなんだけど、テイクダウンを止められるようなグラップリングをする時間が取れなかった。そういう状況は譲らない。準備期間が十分でなかったために、その状況を許してしまったことが一番悔やまれるところだ。でもそれは言い訳にはならない。彼は評判通りだ。彼は大きくて強いし、私はチャンピオン・ファイターだ。あと2ラウンド必要だ。あんなスロースタートはできない。3ラウンドの試合は久しぶりだけど、彼は評判通りだ。タフだし、称賛に値するよ」
これまでウェルター級で戦ってきたウスマンは、今後ミドル級に留まる可能性もあると語っています。
「このスポーツから離れるというのは難しい。ソファーから出たばかりで、9日間であんなに若くてハングリーな男と戦ったんだ。コーチを信頼し、チームを信頼し、そして自分自身を信頼する、もう一度自分を信じることができたと思う。自分を信じて、試合に出るだけだ。厳しいけど、少し休んでジムに戻るつもりだ。気にしてないよ。(チマエフが)タイトルマッチをやるなら、私はUFC300のセミメインで(ドリカス)デュ・プレシとやるよ」