インタビュー・コメント

ジョニー・ウォーカーがUFC294アンカラエフ戦に言及する

UFC294では、マゴメド・アンカラエフとジョニー・ウォーカーが対戦しました。

ライトヘビー級コンテンダー同士の一戦は、試合中にアンカラエフのイリーガル・ニーがウォーカーの顔面に入って試合が一時中断したものの、ウォーカーを診断した医師が試合続行は不可能と判断し、結果はノーコンテストに終わりました。

困惑したウォーカーは試合続行を主張して、アンカラエフも交えてもオクタゴン内は混乱となりながらも、関係者に抑えられながら事態は収束し、お互いにアリーナを後にしました。

ウォーカーは『The MMA Hour』に出演し、医師の対応についてコメントしました。

「彼が試合を続けたいかどうか尋ねてきたんだ。イエスと答えたよ。すると彼は『君はどこにいる?』と聞いてきた。彼がテストしているとき、俺は興奮していたし、間違った答えではなく正しい答えを言いたかった。アブダビって言おうと思い、そして『大丈夫だ。俺は砂漠にいる。中東にいる』と答えたんだ。俺は英語が堪能だ。医師は母国語ではなく、なまりも強かったが、彼が言ったことは理解できた。正しい答えを彼に説明しようとしたが、もしかしたらタイトルマッチや全てがかかっているかもしれない試合の中で頭がいっぱいだったんだ。顔面にもらったけど、試合には問題なかったよ。前回のアンソニー・スミス戦でも、俺が彼の家族を攻撃したと言っていた。彼が何を言っているのかはわからなかったが、『お前は俺の家族を攻撃したんだ』ってね。理解できなかった。同じ状況だよ。自分の人生とキャリアをかけて戦っているんだからとても複雑だ。上手くいけばタイトルを狙えるかもしれないのに、全てが終わってしまうかもしれないのはとても残念なことだよ」

「たぶん彼にどの試合かと聞かれたから、タイトルマッチにつながるチャンピオンになるためのとても重要な試合だと答えた。自分は大丈夫だということを示したかったんだ。試合を止めたくないから、少し自暴自棄になっていた。その瞬間のために一生懸命練習しているから、あの瞬間は少し絶望的だったね。まず5分間落ち着かせる時間を与えてから、俺に尋ねてくるべきだと思う。おそらく彼は通訳を連れてくるかもしれないし、そうすれば彼はちゃんと俺の言語で話すことができるからね」

UFC259では、ピョートル・ヤンがイリーガル・ニーによって失格となり、アルジャメイン・スターリングにバンタム級王座を明け渡すことがありました。

ウォーカーはイリーガル・ニーを受けた後、もっと違う対応ができたはずだと語っています。

「彼らは落ち着く時間、回復する時間を与えてくれなかった。もしタマを蹴られたとしたら、回復するのに5分はある。俺は顔面にヒザを食らったのに、回復する時間はなかったんだ。顔にイリーガル・ニーだぞ?アルジャメインにも同じことが起きて、あんなヒザを食らった後にチャンピオンになったんだからもっと残念だ。そうやってチャンピオンになりたいとは思わないけど、もしかしたら彼からポイントを奪って試合を続行するかもしれないし、彼を失格とかにするかもしれない。あれは反則だ。彼はあの一撃で俺を失神させることができたんだ。脳にダメージがあるかもしれない。床についていたらルールがある。非常にダーティな動きだ。腹が立っているよ」

今後アンカラエフと再戦があるかどうかについてはまだわからないと語っています。

「わからないね。早く知りたいよ。彼が正しい選択をすることを願っている。非常に多くの投資をしたのに、ただただ残念だよ。戻って決定を待ち、次にどうなるかわかるまで待つつもりだ。何もすることはないね。ケガがないかチェックして、次にどうするか考えるよ」

「おそらく勝利ボーナスはもらえないだろう。いくらもらえるかわからない。この試合のために大金を費やしたんだ。チーム全員のために大きな家を押さえたし、みんなの飛行機も予約した。大金だよ。今赤字だから、支払いを始めるためにお金を受け取るのが待ちきれない。試合では上手くいっていただけに悲しいね。彼は手を出さなかったし、目立った打撃もなかった。あの一発だけだ。彼のノックアウトできると100%確信しているけど、今はただ失望しているよ」