インタビュー・コメント

ダナ・ホワイトがジョン・ジョーンズ欠場についてコメント

11月11日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されるUFC295では、メインイベントでジョン・ジョーンズ対スティーぺ・ミオシッチのヘビー級王座戦が予定されていました。

しかし今週ジョーンズがケガによる欠場が発表され、代わりにセルゲイ・パブロビッチ対トム・アスピナルの暫定ヘビー級王座戦が決定しました。

ミオシッチは試合に出場することができたものの、発表された暫定王座戦のカードには組み込まれませんでした。

UFCのダナ・ホワイトは『Power Slap 5』終了後に、ジョーンズの欠場とミオシッチがなぜ暫定王座戦に出場しないのかについて言及しました。

「ジョンが連絡してきて、トレーニングやレスリングで肩を痛めたと言ったんだけど、チームは数日の休養が必要なだけで、『大丈夫、どうにかなるさ』と言ったんだ。彼は何かが本当におかしいと感じ、MRIを受けて何がおかしいのかを突き止めた。彼はそのことにすごく感情的になって動揺していたから、我々は別の試合を組むことにしたんだ。スティーぺは暫定王座戦を戦うわけじゃない。ジョーンズはスティーぺと戦いたいと言っていたし、私も君はスティーぺと戦うんだと言ったよ。史上最強のヘビー級選手と史上最強の格闘家が対戦するんだ。これは両者にとってレガシーファイトだ。スティーぺに暫定王座を賭けて戦えというのは完全に失礼にあたる。これは2人のレジェンドのための試合だ。レガシーだよ。史上最強の2人だ。ファンも私も見たいし、彼ら2人もそれぞ望んでいるんだ」

ホワイトは、ジョーンズの回復の見込みは少なくとも8カ月と語ったものの、いつ頃復帰できるのかについてはまだわからないとしています。

「ジョンの手術がどうなるかわかるまでは何も考えていないよ。ジョンは手術を受けなければいけないから、手術を乗り切ってどれくらいで回復するのかを確かめなければならない。彼はとても真剣で、今週中に手術をしたいって感じだった。だから彼はこの手術を終えてリハビリに入り、早く復帰に向けて取り組み出したいんだ」

UFC295で暫定王座戦が行われるものの、ホワイトはジョーンズ対ミオシッチは実現させるべき試合だと語っています。

「スティーぺがトレーニングキャンプに参加し、時間と労力とお金を費やしたのは明らかだ。このようなことが起きると、当然彼はとても動揺する。選手というのはいろいろな感情を抱くものだ。(UFC200での)ダニエル・コーミエのバックステージを見ただろう。でもね、彼は動揺している。彼は史上最高のヘビー級選手だ。この試合は彼にとって意味がある。レガシーファイトだ。ジョン・ジョーンズがヘビー級でスティーぺと戦うことは、彼のキャリアにとって大きな意味を持つ。スティーぺがジョン・ジョーンズを倒してヘビー級王座に返り咲くために、なぜ他のことをしたいと思うのか?スティーぺ・ミオシッチが暫定王座決定戦に出場?いや、彼は動揺しているし、動揺して当然だ。でもそれは誰のせいでもない。ジョン・ジョーンズは戦いたがっているし、手術を受けたがっていない。我々はジョン・ジョーンズとスティーぺの試合がなくなることは望んでいないが、それは仕方がないことであり、それに対処しなければならないんだ」