インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー「UFC294に出るつもりだった」

10月にアブダビで開催されたUFC294では、チャールズ・オリベイラの負傷欠場によって、ライト級王座戦には急きょアレクサンダー・ヴォルカノフスキーが出場することになりました。

しかしヴォルカノフスキーに決定する前、ダスティン・ポイエーもUFCのハンター・キャンベルから出場できるかどうかの連絡を受けていたようです。

ポイエーはセルシウス・エッセンシャル(エナジードリンク)のプロモーションで、当時の状況について語りました。

「まさにその通りだ。(連絡を受けたのは)イベントの11日前だったと思う。南フロリダにコンドミニアムを持っていて、ちょうど2時間半前にフロリダに着いたばかりのときに連絡をもらったんだ。チームとはしばらく会っていなかったから、トレーニングをするために5日間ほど滞在していた。それでコンドミニアムに戻って荷物を整理していたら、電話が鳴ったんだ。それはハンター(キャンベル)で、俺はセルシウス(エッセンシャル)のことで頭がいっぱいだったよ。電話に出ると、やろうと。なんて完璧なタイミングなんだ、人生とはこういうものだって思ったよ。フロリダに着いたばかりだった。チーム全員がここにいて、コーチもこの町にいる。体重を聞かれたから、11日あれば問題なく体重を作れると答えたよ。すると彼は1日くれと言ってきたんだ」

「次の日返事がなかった。だから俺は『イエスと言っているんだ。チームもここいるしやろう。飛行機を予約するんだ。急ぐ必要があるからね』と言った。それから彼はしばらくは黙っていたが、すべてのニュースが流れ始めたんだ。でも彼は俺にやってくれとは言わなかった。彼は俺にやるかどうか尋ねた。俺はイエスと答えたが、彼は1日欲しいと言っていたから、アレクサンダー(ヴォルカノフスキー)が決まるのを待っていたんだろうね」

ポイエーはマカチェフに1ラウンドで敗れたヴォルカノフスキーに同情しています。

「もっと拮抗した試合になると思っていた。俺もそういう状況だったから最悪だよ。あそこに出て行く男を見るのは最悪だったが、彼は準備不足でもあった。彼は素晴らしいチャンスを手にしていたけど、そういうことは起こるものであり、十分な準備ができていても起こり得ることなんだ。俺にもあったよ。でもある男が世界の前に出て行くのを見るのはいいことだ。実際に試合に出られないのは最悪だけどね。でもそれは誰にでも起こり得ることだ。それが格闘技であり、だから格闘技が大好きなんだ」