インタビュー・コメント

元王者ジャマール・ヒルがケガの状況や復帰について言及する

ジャマール・ヒルはUFCライトヘビー級王座を獲得したものの、アキレス腱を断裂したことで手術を余儀なくされ、王座を返上することになりました。

そして今週末に開催されるUFC295では、イリー・プロハースカとアレックス・ペレイラが空位となった王座をかけて対戦します。

ヒルは来年の復帰を目指しており、タイトルに挑戦する見込みです。

ヒルは『MMA Fighting』のインタビューで、獲得したばかりのタイトルを返上するのは辛かったものの、それが正しい行動だったと語りました。

「もともとケガをしたとき、当初はタイトルを保持しようと考えたんだが、彼らはすでにイリーと契約を結んでいたんだ。イリーはタイトルを返上しただけではない。彼はサムライとして、王座を返上したわけではなかった。(返上を)強く勧められたんだ。彼が復帰した後はタイトル戦を行うという契約があった。その後私がケガをしたが、我々は戦うことになっていて、私がベルトを持っていて彼はタイトル戦を約束している。だから(プロハースカと)同じことをするのが正しいことだと思ったんだ」

最近ではNFLのニューヨーク・ジェッツに所属しているアーロン・ロジャースが、左アキレス腱断裂の大ケガを負って手術を受けました。

ヒルはロジャースと同じケガを負ったものの、2人とも予想よりも早く復帰できるかもしれないと語っています。

「私は腱鞘炎を患っていて、長い時間をかけて傷ついたものだ。その損傷が最終的に断裂につながったんだ。ある日けいれんを起こしたり、弱くなったりして、そのときに間違った動きをすることで断裂してしまうのとは違う。腱の血流が弱くなって腱鞘炎になるのとは対照的に、復帰はもう少し早いだろうね。腱の組織の一部が死んでしまったり、そういうことだ。アーロン・ロジャースの場合も、300ポンドの大きなラインマンが背中にいて、あのピボットの動きでひねっていたと思う。だからそれも大いに関係していると思う。断裂にもいろいろなレベルがあるんだ」

ヒルは来年初め頃にフルトレーニングへの復帰を目指しています。

「手術から6ヵ月でトレーニングに復帰したい。悪くないね。第2四半期には復帰するつもりだ。回復は順調だよ。思っていたよりずっと早かった。順調に回復しているよ。今はしばらく歩いている。普段履きの靴に戻りつつあるんだ。ゆっくりとね。ゆっくりやっていたけど、今は少し積極的にやっている。できれば6ヵ月で復帰したいし、ブッキングされることも視野に入れているよ」