インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「コビントンは動きが鈍かった」

UFC296のメインイベントでは、ウェルター級王者のレオン・エドワーズがコルビー・コビントンに判定で勝利して、王座防衛に成功しました。

UFCのダナ・ホワイトは終了後の記者会見で、コビントンの長期欠場が精彩を欠いたパフォーマンスにつながった可能性があると語りました。

「私が思うに、このスポーツで35歳、あるいはどの年齢になっても、待つことは決していい考えではない。このスポーツは誰も待ってくれない。今夜の彼は遅かった。力負けしてしまった。レオンは良かったし、速かった。(コビントンは)彼のスピードに対応するのに苦労しているように見えたね。言うまでもなく、レオンはその足を完全に破壊していたよ」

「プレッシャーは誰にでもかかるものだと思う。レオンは相当なプレッシャーがあっただろう。彼は(コビントンが)父親について言ったことについて話していて、今一番望まないのはあの男に負けることだ。どの選手もプレッシャーはあるけど、コルビーはビッグファイトの経験がある。初めてのことじゃない。彼はビッグファイトをやってきた。私の意見だが、今夜のコルビーは動きが鈍くて老けて見えた。誰もが同じように感じたと思う。つまり彼はレオンに完敗したんだ」

「このビジネスでは誰も待たされることはない。待ってくれるビジネスではないんだ。時間は非常に限られているし、30代半ばに差し掛かったら、いつ出場できるかわからないし、もう自分らしく見えなくなるかもわからないんだからね」

ホワイトは、来年エドワーズには母国イギリスで防衛戦を行わせる考えがあることを明らかにしました。

「彼が成し遂げてきたことを見れば、イングランドで戦わせることに大きな意味があるのは当然だ。ウスマンを2度倒し、コルビーにも勝った。コルビーは、もしウスマンが存在しなければ、あの階級で圧倒的なチャンピオンになっていただろうと私が言っていた男だ。その彼らを2人とも倒したんだ。彼には大いに敬意を表したいね」