先週末にはラスベガスのTモバイルアリーナで、UFC296が開催されました。
元UFCバンタム級王者のアルジャメイン・スターリングは、観戦しようと会場に到着したものの、チケットはないと告げられて観戦できませんでした。
UFCのダナ・ホワイトはイベント終了後の記者会見で、スターリングのチケット紛失について尋ねられ、スターリングのチケットはスポンサー経由で用意されたものだったと語っています。
スターリングは自身のYouTubeチャンネルで、ホワイトの反応について言及しています。
「炎上を煽っているわけではなく、どこかでちょっとしたズレがあったんだと思う。ただ唯一わからなかったのは、ダナがスポンサーを通してチケットを入手したと言っている映像を送ってくれた人がいたことだ。UFCの試合でスポンサーからチケットをもらったことがないから、それが何なのかよくわからない。僕はいつも毎回全く同じルートからだからね。そういうことが起きたのは初めてだから、奇妙だったよ。誰かが彼にそう言ったのかわからないけど、実際にUFCのルートでチケットを頼んだんだ。最悪だったのは断られたことじゃなかった。間違いなくビッグイベントだからね。多くの人が来て、高額なチケットを買っているのはわかっている。我々は選手で、特に自分の階級に関係する選手が出ていれば、無料で提供してもらえるんだ。ベラル・ムハマッドも間違いなくそうだろう。(ウェルター級)タイトル戦やシャフカト(ラフモノフ)が戦っていたからね。このイベントには、将来的にマッチアップする可能性のある選手がいる。だから僕は何も提供されなかったけど、いずれにしてももう少し早く知らされるべきだったと思っているよ」
UFC選手の座席をめぐる行き違いは、過去にもありました。
2022年7月のUFC276でヴォルカノフスキー対ホロウェイを観戦しようとしたジョシュ・エメットには、ケージサイド席が与えられませんでした。
これはエメットが誤ってUFCからではなく、スポンサーから席を取ったことが原因でした。
スターリングはUFC296を観戦できなかったことを気にしていないと語っています。
「彼らは手を差し伸べてくれたし、それは良かったよ。ハンター(キャンベル)やダナ(ホワイト)からは全く連絡がなかったが、マッチメイカーからは連絡があったし、チケットをコーディネートしている他の人たちからも連絡があったんだ。当然彼らはイベントを運営し、ケージサイドに座っているんだから、選手からの電話に出るなんてことはないだろうね。彼らは仕事中なんだ。だからあれはとても珍しい状況だった。願わくばこのようなことが二度と起こらないようにして欲しいし、これからは家を出る前に必ず確認するようにするよ。もう二度とあんなことは経験したくないからね」