8月のUFC292では、アルジャメイン・スターリングがショーン・オマリーと対戦したものの、第2ラウンドでノックアウトされて保持していたバンタム級王座を失いました。
新王者となったオマリーは華やかさなどから、今後新たなスター選手になる可能性があります。
しかしスターリングはペイパービューの数字が思ったほど伸びなかったことから、オマリーのスター性に疑問視しています。
スターリングは自身のYouTubeチャンネルで、オマリーについて語りました。
「ペイパービューの数字を手に入れて、ちょうど彼女とそれを見ていたんだけど、これがこの男がペイパービューの大スターだと言おうとした数字なのか?って思ったよ。この数字を見たとき、文字通りその場に座り込んでしまった。もしこうなると予測できていたら、休みを取って今戦う準備をしていただろう。というのも最終的に1月、2月、3月に戦えると言われていたんだ。でももし俺が8月に戦わなければ代わりはなかっただろうからね。仕方がないことだよ。運を天にまかせたんだ。自分の実力は他を圧倒するものだと信じていた。でもそうじゃなかったね。そうは言っても、それが現実なんだ。それでもお金を稼げたことは嬉しいよ。本当にいい年だった。人生は良いものだね」
スターリングは最終的に試合を受けたのは自身だとしながらも、もし試合までもっと時間があれば違う結果になっていた可能性があると指摘しています。
「事情はわかっている。このスポーツが好きな人たちは、俺の状況やあの試合を強要された経緯を知っている。この試合をしなければ解雇やベルトを剥奪するといったことはなかったよ。受けるか受けないかのどっちにするんだって感じだった。俺は賭けに出ることに決めたが、思い通りにはいかなかった。治す時間がもっとあれば、結果はもう少し違っていたかもしれない。これはあくまで個人の考えだけど、どうなっていたかは誰にもわからないことだろう」
スターリングは4月のUFC300で、カルヴィン・ケイターとの試合が決定しており、フェザー級デビューを果たす予定です。
ケイターはトップ5の選手ではないものの、良いパフォーマンスを見せれば、フェザー級王座に挑戦できるかもしれないと期待しています。
「機会があれば、もっと大きな試合を与えてくれただろうね。当初はアーノルド・アレンの名前があったが、オマリーとの再戦を要求したから、それがアーノルド・アレン戦が実現しなかった理由かもしれない。俺ならやらせてもらえたと思うし、ただカードが合わなかっただけで、どんな理由であれアーノルドはモフサル・エフロエフと戦う。それでも楽しい試合だし、自分に有利な相手だ。もし俺が勝って、アレックス・ヴォルカノフスキーが勝ち、アーノルド・アレンとモフサル・エフロエフのどちらが勝つかによって、その試合の結果次第では、俺が王座戦に出場できるかもしれない。ただパフォーマンス次第だよ」