今週末に開催されるUFC297のメインイベントでは、ショーン・ストリックランド対ドリカス・デュ・プレシによるミドル級王座戦が行われます。
12月の記者会見でデュ・プレシがストリックランドの幼少期の虐待についてコメントした後、UFC296では観客席で乱闘騒ぎを起こしました。
その後ストリックランドは、デュ・プレシが自身の過去について語った場合、殺すとまで脅しました。
デュ・プレシは今週行われたメディアデーで、ストリックランドについて語っています。
「かなり強烈だね。この辺りの法律は知らないが、ストリックランドのチームが介入して、彼らのガキをチェックする必要があるようだ。この一件が起きたとき、彼は『また同じことをしたら私を殺す』と言ってきた。刺すとまでは言わなかったけどね。彼が殺すと言ったとき、私は『いいよ、それならおそらく私を撃ってくるんだろう』って答えた。でもナイフを見たとき、『それはダメだ。そのナイフじゃ私に触れることはできない。刺される前に君がノックアウトされるぜ』って言ったんだ。彼がこの試合を彼自身でダメにしてしまうのが怖いか?もちろんだ。彼がこの試合から逃れるためなら、どんなことでもするんじゃないかと考えたこともある。でもそうじゃない。私にとって、今最後の記者会見はマイクで勝つことだった。ショーン・ストリックランドには、彼自身のゲームで勝ったんだ。だが今週私はそんなことをするためにここにいるんじゃない。ミドル級の世界チャンピオンになるためにここにいる。私の焦点は戦うことであって、ジョークを言ったり観客を笑わせたりすることじゃないんだ。そのためにここにいるわけじゃない。その戦いにはもう勝った。今の戦いは土曜日の夜にあるんだ」
デュ・プレシはストリックランドからSNSで個人的なメッセージをもらったことを明らかにしました。
「彼は私にこうメッセージを送って来た。『コーチや君のことを言ったのは悪かった。もし僕が言ったことで君にとって一線を越えるようなことがあれば、謝るし、言ったことを取り消すし、その書き込みを削除する』ってね。これはあまりいい手ではないと思うが、彼はそれを持ち出してきたんだ。私はこのことをメディアに話したことはない。これは5週間前の出来事だ。私ならそんな形でさらけ出したくはない。私のスタイルじゃないからだ。彼がメッセージをくれてそれを公表したのを見て驚いたよ。私ならそのことで彼を裏切りたくない。でもせっかくだしね。また彼の子供時代のことを持ち出すとすれば、彼は『ケージに入る前にお前を殺し、お前の人生も僕の人生も台無しにしてやる』と言ったんだ。まさに彼の言葉だ。彼はかわいそうな人だね。気の毒だよ」
「でも私はただこう答えたんだ。『君が何を言おうと私には何の影響もない。好きにしろ。私が他の男とキスしているって話?もっと写真を持っているし、ネットにアップするよ。全く気にしていない。私が気にすると思うかい?自分のセクシャリティに満足しているんだ。私の彼女を見たことがあるのか?』とね。その通り、気にしていない。コーチや父親や兄弟とのキス。みんなはゲイだって言っている。だから何だ?気にしていないし、その人たちが大好きだ。それが私の家族なんだ。何を言われようと私には届かない。私は世界で一番メンタル的に強い選手だ。彼には『何でも好きなように言ってくれて構わないが、君の子供時代のことは二度と言わないよ』って言ったよ。そういう経緯があったんだ」