3月9日にマイアミで開催されるUFC299では、ダスティン・ポイエーとブノワ・サン・デニが対戦します。
先日はポイエーがソーシャルメディアで、この試合は契約上の合意がないことから行われないと発表したものの、その後すぐに誤解だとわかり、試合は行われることになります。
ポイエーは『The MMA Hour』に出演し、この一連の騒動の詳細については明らかにしなかったものの、ノンタイトルのセミメインながら5ラウンド制を要求していたと語りました。
「(一連の騒動について)あまり深入りはしたくないんだ。いくつかの行き違いがあって、全員が同じ考えではなかった。そして連絡を取ることができず、少し混乱したんだ。私は何か聞けるのを待っていた。でも起きたことは仕方がないことだし、試合はやるよ」
「私の方が良い選手のように思うし、序盤によほどのことがない限り、5ラウンドを戦い抜いた方が勝つと思う。たとえ疲れていなくても、苦しい状況にいなくても、彼はゴッド・オブ・ウォー(戦争で勝利をもたらす神)なんだ。それが彼の望みだ。リズム、タイミング、経験、そういうものは試合が長くなればなるほど分かってくるし、隙も見つかると思うよ」
ポイエーはこれまで対戦相手が有名人か特別意味のある試合でなければやらないと語っていました。
しかし今回はブノワ・サン・デニとの試合に臨むことになります。
「頭の中では、レガシーファイトなのか、RDA(ドス・アンジョス)なのか、他の元チャンピオンとか、わからないけどそういった選手と戦えるんじゃないかって考えていた。UFCでのオファーはもっとそんなものだと思っていたんだ。朝起きるために原動力が必要だった。私はこのスポーツに敬意を表しているし、今35歳だ。この男は若くてハングリーなライオンで、連勝中だ。誰かが私にチャンスをくれた。だから今度は自分の番だし、この試合をリスペクトしている。どうなるかは3月9日にペイパービューを買えばわかることだよ」
このマッチアップは当初UFC300で行われる可能性があったと語っています。
「ハンター(キャンベル)と話していたんだけど、(UFC300の)ペイパービュー(メインカード)のオープニングが2試合目かなという感じだった。それから(UFC299の)話を始めて、セミメインに出ることになり、自分にとってはより大きな場所だよ。トレーニングキャンプ地にも近いし、家からも近いからね。だから(UFC)300には出たかったんだけど、この方が理にかなっていると思うんだ」
現在ポイエーはアンダードッグになっているものの、ブノワ・サン・デニのキャリアを考えると納得していると語っています。
「私は35歳で、彼は28歳だ。彼は5人続けてフィニッシュしている。キャリアでの勝利は全てフィニッシュだ。だからどうなるかわからないかな。私は人生でずっとアンダードッグだった。ここは私が最高のパフォーマンスを見せた場所なんだ」