インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー「ゲイジー戦後にセラピーを受け始めた」

UFC299ではダスティン・ポイエーが、ブノワ・サン・デニに2ラウンドKOで勝利しました。

ポイエーは昨年7月のUFC291で行われたジャスティン・ゲイジーとのBMF王座戦に出場したものの、2ラウンドKOで敗れています。

ポイエーは『The MMA Hour』に出演し、ゲイジーにKO負けを喫したことで、精神的に追いやられていたことを明らかにしました。

「ゲイジー戦の後、セラピーを始めたんだ」

「多くの人に助けられたよ。ここルイジアナには友人たちやビジネスパートナーがいるが、妻には本当に感謝している。もし私が彼女の立場だったら、彼女が背負ってきたものを背負えるかどうかわからない。自分にできると思いたいが、そういう人がいることに感謝しているよ」

ゲイジーに敗れたことでこのまま戦い続けるのか疑問を抱いたものの、セラピーを受けることで自分を見つめ直すことができたと語っています。

「戦うことが私の全てだったからね。人生の全てだった。戦うことでしか自分を評価していなかった。それが私という人間なんだ。もし私がダスティンというファイターでなければ、時運は誰なんだ?ゲイジーに負けた後は、そこから一歩引こうとしたんだ。そしてそれが自分がやっていることだ。格闘技は私の人生の一部だ。財団を立ち上げたのは、人々を助けるために、自分や家族を必要な場所に連れていくための手段だ。物事を正しい方向に進めるための手段なんだ。でもこれは私がやっていることに過ぎない。人生は続くんだ」

ポイエーは選手として活躍する一方で、人間であるため自分の内面と向き合うことが大切だとも語りました。

「心を開いて、自分の気持ちを話すことが大切だと思う。我々はタフな人間としてスポットライトを浴びているけど、人間でもあるんだ。マインドの一部には、ダスティンはファイターだというものがある。でもダスティンはどうなのか?自分はどうなのか?だから自分自身と向き合ってチェックして、自分を思いやることが大事なんだ」