UFCヘビー級王者のジョン・ジョーンズと暫定王者のトム・アスピナルは、先週イギリスで開催されたアーノルド・スポーツ・フェスティバルで対面することになりました。
短い時間の中でお互いに言葉を交わし、アスピナルがジョーンズの肩に手を置こうとしたとき、ジョーンズがアスピナルの手を払いのける瞬間がありました。
アスピナルは『JN Media』のインタビューで、ジョーンズと対面したことについて語りました。
「良かったよ。我々は同じイベントに参加していたし、私にとって意味のあるものだった。暫定王者と正規王者が同じイベントにいるんだからね。でも正規王者と暫定王者がいるのはちょっと変な感じだよ。正規王者ってことは誰も異論はないってことだけど、もう一人王者がいるんならその仕組みはちょっと変だよね。少しおしゃべりもしたし、いい感じだったよ。私が彼の肩に手を置いて無礼なことをしていると思ったんだと思う。失礼なことをするためにそこにいたわけじゃない。親しみを込めてやったんだ。これ以上揉め事を起こすつもりはない。あの男と戦ってベルトを奪いたいんだ。個人的な恨みないよ。私にとっては友好的なだけで、おかしなことは何もないんだ」
通常は正規王者と暫定王者は、王座統一戦を行うことが一般的です。
しかしジョーンズはまずスティーぺ・ミオシッチとの対戦を希望しており、アスピナルと戦う意思を示していません。
アスピナルはジョーンズが戦わないことに失望しているかと聞かれました。
「いや、どうせ彼は僕と戦うつもりはないと思うからね。もしジョン・ジョーンズと一緒にオクタゴンに入ることがあったらとても驚くよ。試合をしたいけど、実際のところやろうとしているわけじゃない。ちょっと楽しみながら、彼がどんな人間なのか見てみたいんだ。今日もそうだけど、これがきっかけで試合が決まるとは思っていない。なぜなら正直なところ、UFCがそれを望んでいるとは思えないし、ジョン・ジョーンズもそれを望んでいるとは思えないからだ。だからこの試合には全く期待していないから落ち込みはしていないよ」
2022年にアスピナルは、カーティス・ブレイズと対戦したものの、膝のケガによって1ラウンドTKOで敗れています。
そのブレイズはUFC299でジャイルトン・アウメイダに2ラウンドKOで勝利しています。
「カーティス・ブレイズだね。私は試合に引きずり込むのにこれまでで最も簡単な人間だよ。まだ一度も断ったことはないんだ。だから今試合ができないのは、私のせいではなくUFCのせいだ。UFCがいつ誰と戦うのか教えてくれるのを待っているところだし、準備はできているよ」