UFC300のメインイベントでは、アレックス・ペレイラがジャマール・ヒルに強烈なパンチを見舞い、1ラウンドKOで勝利してライトヘビー級王座を防衛しました。
試合後に倒れ込んだヒルに、ペレイラはそれを嘲笑うかのような態度を取りました。
Brazilian commentary for Alex Pereira's knockout over Jamahal Hill on #UFC300 pic.twitter.com/iD9d0hYmTd
— I'm not Moicano (@MoneyMoicanoYT) April 14, 2024
ヒルが事前の記者会見で、ペレイラのブランドのシンボルとして知られるストーン・ヘッドを叩き割ったことで両者の緊張がピークに達していました。
試合後の記者会見でペレイラは、それについて説明しました。
「チームとは事前に5ラウンドを戦いたいと話していたんだが、途中でノックアウトできるならそうするつもりだった。彼の態度があまり良くなかったんだ。この1週間は礼儀正しかったのに、記者会見と計量ではあんなことをした。だから正直なところ、私が彼にできることはせいぜいそれくらいだったんだよ」
試合中ヒルからのローブローがあったものの、ペレイラはすぐにレフェリーを制止し、試合を止めずに続行しました。
「自分の距離感をつかみ始めていた。最初からレッグキックを使い始めたから、彼との距離感をつかむことができたんだ。彼はサウスポーだから少し難しい。私のゲームプランは、そのあと手数を出すことだった。彼は股間を狙ったが、それほど痛くはなかったし、距離感をつかむことができていたからプッシュし続けることを選び、その瞬間を上手く利用したんだ」
UFCのダナ・ホワイトは、ペレイラが試合までの数週間に足の指を骨折していたことを明らかにしたものの、ペレイラはUFC300のメインイベントを欠場することはできなかったと語っています。
「ここ数週間に起きたことだった。試合を欠場するつもりはなかったよ。押し通すしかなかった。トレーニングのペースを落とさざるを得なかったキャンプ中に起こったことだから、押し通すしかなかったんだ」
ペレイラは5月4日にブラジルで開催されるUFC301も戦う意思があるとしながらも、今は今回の勝利を喜ぶつもりだと語っています。
「全ての瞬間が特別だよ。私の最高の瞬間は、まだ次の瞬間にあるといつも言っている。でも今日は私にとって特別な夜だった。もう少し楽しみたい。そしてその後に次の瞬間を楽しむんだ」