UFC300で行われたBMF王座戦は、マックス・ホロウェイが残り1秒でジャスティン・ゲイジーをノックアウトして勝利を収めました。
残り10秒となって試合を優勢に進めていたホロウェイが、中央を指さしてゲイジーに打ち合いを申し込みました。
ゲイジーもそれに応じて打ち合いとなり、ホロウェイがワンパンチでノックアウトしました。
試合後の記者会見でホロウェイは、おそらく判定で勝っていたものの、リスクを冒して最後に打ち合った理由について語っています。
「今がその瞬間なんだ。これがBMFなんだからね。これがBMFの瞬間じゃないなら何なのかわからない。もし状況が違ってジャスティンが優勢だったら、彼は俺に10秒をくれるだろう。彼はヤバい男だし、またオクタゴンで共に戦えるかどうかわからない。彼はレジェンドだ。これは歴史に名を刻むためにやることだ。俺はただ自分が決めることができて嬉しいんだ。彼は何発か外していたけど、それでも俺はケガをしていた。それくらい彼の打撃はハードなんだ」
1ラウンドの終了合図とともに、ホロウェイが繰り出したスピニングバックキックがゲイジーの鼻をへし折りました。
「スピニングバックキックを当てることができたのは幸運だったね。彼の鼻を折ったと思う。(ゲイジーのコーチの)トレバー(ウィットマン)が『ふざけるな』と言っているのが聞こえた。だから鼻が折れているんだと思ったんだ。それで20分間戦い続けるのは厳しいことだ。標高の高い場所にいたことが、彼の助けになったと思う。どんな男でもジャスティン・ゲイジーのようなことはできないよ。彼はチタンでできている。それが何かはわからないけどね。彼はタイタンだよ」
「ジャスティン・ゲイジーにエールを送ろう。彼は全てを失った。それでも彼はこの試合、UFC300というおそらく今後10年で最大の試合を手にした。そして俺たちは成し遂げて2人とも報酬をもらったし、それについては満足している。ファンがこの試合を後押しして、ジャスティンがこの試合を受け入れ、俺は花柄のショーツを手にして、クレイジーなチャンピオンシップを戦った。とにかく素晴らしい夜だったよ」
ホロウェイはBMF王座戦でゲイジーに勝ったことで、今後フェザー級王座、さらにライト級王座挑戦の可能性もあります。
「選択肢を手に入れた。最高の気分だ。これからチームと話し合って考えていくよ」